ドイツの「戦後70年」・・映画の窓から。

     ドイツの「戦後70年」          2015.12.03.記

 

今年も暮れようとしています。「戦後70年」と喧しかった年も。

この記念の年は、同じ敗戦国・ドイツにもエポックだったんだなぁ、と思う映画たち。今年の秋、4本のドイツを題材とした映画を見ました。

 私は相当なる映画好きでありまして、仕事で地方へ出る楽しみの一つが「映画を見ること」。東京にだって映画館は山程あるのですが、自宅がある街では、わざわざ出かけて行って映画を見る、というのは案外少ない。

が、旅先で仕事が半日単位だったりすると、まだ日が高いのに宿に戻っても仕方がない。そういう時は美術館か映画館へ、というのが京子流。

 

 まずは「顔のないヒトラーたち」。

 

あらましは、アウシュビッツ収容所のことを世に知らしめた、若い検事の物語です。実話らしい。

 ちょっと信じがたいことですが1958(昭和33年)当時、アウシュビッツの存在はドイツ国内であまり知られておらず、戦後13年、ようやく落ち着きを取り戻しかけていたドイツ人たちは、戦争の記憶を忘れたがっていたのだという。言って見れば「臭いものに蓋」の社会の雰囲気が、この映画の冒頭部分によく現れている。フランクフルト検事局の新米検事が、ふとしたことからアウシュビッツの存在を知ることから物語は始まります。若く正義感に溢れた彼が動き始めると様々な妨害、忠告(そんなこと今更ほじくり返さなくても・・)が渦巻く。検事という職は完全な役人ですから、彼の動きも危うく封じられそうになるのですが。それを可能にしたのが、フランクフルト市検事総長・バウアーです。彼はユダヤ系で、ナチの迫害を生き延びた人だった。

私は、映画大好きなくせに奇妙に怖がり屋でして、残酷なシーンがとっても耐えられない。自宅でDVDを見ているのであれば、あまりにコワイ所は早回しにするか、一緒に鑑賞している者たちが居たら、席を外して「もう、怖くない??」というテがあるのですが、映画館ではこれが鬼門・なんですよね。

この映画にも、随分心配したのですが、そう言うのはホンの少しで助かりました。 実際、自分の生きている社会が望まないこと、しかし、それをするのが正義だ、と感じたことを推し進める、というのはもの凄い勇気が要る。それだけでも凄いのですが、1963年、この若い検事と次第に彼の行動に感化される同僚たちの手で「アウシュビッツ裁判」が成立します。このことが、現在のドイツの戦争責任に対するスタンスを作る出発点になったのでした。

現在、ナチスの犯罪行為には時効がない、というドイツの姿の。

日本が同盟を結んで闘った国が犯した強烈な犯罪。私は生まれていなかったし、遠い極東の国、日本は一体どんな悪魔と手を組んでしまったかを知らなかった訳ですが、一つの記念の年にズシリと重い映画でした。作った人々に敬意を覚えました。

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 「2つの名前を持つ少年

 

一人のユダヤの少年が「死ぬな、生き抜け」と背中を押してくれた父の言葉だけを支えに、もの凄い戦争末期を生き延びる話。 最後に、現在もイスラエルで暮らす、実在の主人公が画面に登場する。

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ミケランジェロ・プロジェクト

 

これもまた、ふぅぅ〜と深呼吸してしまう映画でした。博多で。見終って宿へ帰るまでに原作本を買ってしまった!

 ヒトラーが犯した犯罪の中で、膨大な・本当に膨大な美術品の略奪、という側面があったことは、私の意識の中にまったく存在しなかった。当然と言えば当然ですよね。戦争というのは命の問題で、美術品なんか振り返っている暇があるものか、なんでしょう。日本でだって凄い貴重な美術品が戦争で失われているのでしょうが、(私たちが意識を持っていないだけで)京都が爆撃されなかった幸運もあって、日本人はも一つピンと来ていない。

しかし、旅好きな私がヨーロッパをあちらこちらとほっつき歩いて。当然のようにOO美術館、OO王宮、と尋ね歩く、そこで、素晴らしい「人類の秘宝」を鑑賞できるのは、命を的に美術品を守った人々がいたお陰なんですね。

ルーブルへ行けばモナリザが、フィレンツェへ行けばダビデ像が見られるのを当然!と思ってはいけないのです。これらを守る為に“身体を張った男たちのことを忘れては申し訳ないですよね。

ヒトラーの場合は、しっかり意図的に奪った。それも徹底的に。生まれ故郷のオーストリー領・リンツにかつて誰も実現したことの無い、とんでもない規模の美術館を建てることを夢見てといたとか。

ロスチャイルドを始め、ユダヤの金持ちの家は凄まじい略奪にあったそうですよ。私の親友の娘が結婚して住んでいる、フランスのシャルトル。パリから電車で1時間弱の静かな街ですが、大聖堂とそこのステンドグラスが大変有名。この大聖堂も危機一髪で残っているのだそうです。

 この映画の冒頭に出て来る「ゲントの祭壇画」もミケランジェロが完全に自分一人で完成させた、超貴重な大理石の彫刻「ブルージュの聖母」・・・

このベルギーの街へは2度も行ったことがあるのに、それらの作品を見ていない! 命のある内にもう一度行って来なくちゃ!!と思ってしまいました。(実現できるかなぁ〜〜)

とにかく、皆さんも見てみて下さい。映画・万歳!

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 「黄金のアディーレ」(名画の帰還)

 

これもナチに奪われたクリムトの名画を、オーストリー政府相手に訴訟を起こして奪還した女性、マリア・アルトマンの物語。

この絵は、写真を見れば誰だって「あぁ、知ってる」という有名な絵。ウィーンのベルベデーレ宮殿に飾られて「オーストリーのモナリザ」と言われた作品です。

長い頸に見事なダイヤの首飾りをした女性が描かれていて、余白の部分にふんだんに金が張られている。

映画の主人公マリアは、モデル、アディーレ・ブロッホ=バウアーの姪。幼い頃、叔母のアディーレに非常に可愛がられて育つ。ナチスに追われる過程で、この姪とその夫だけが本当に紙一重の幸運に恵まれてアメリカへ脱出することに成功します。

そして長い戦後の日々が過ぎて行き、82歳になってアメリカに暮らすマリアが、この絵の返還を求めて戦うプロセスと、その合間に挿入される、ヒトラーがどのようにしてユダヤの富を簒奪して行ったかが凄まじい。殺されることも(その殺され方も)恐ろしいが、平和に暮らしていた人々が、ある日突然、社会的なすべてを奪い尽くされるすさまじさに息を呑む。

「叔父がクリムトに画かせたのよ」と、事もなげに語るマリアの言葉から、彼女の家族の富のあり様が偲ばれるからなおさらに。

そして、一緒にこの映画を見た友人の「確か、クリムトの父親が金細工師だっのよね」という一言に、映画の冒頭シーン、金箔を見事な手つきで切断し、貼り付けて行く、作画の様子が納得出来たのでした。

 

因みに。この名画の貴婦人の首を飾っていた、目もくらむようなネクレスは、ナチスが倒れるまでゲッペルスの妻が所有していたそうです。大泥棒たち!!

 


ちょっといい話

 

 

東京の地下鉄で、とっても嬉しい有難い駅員さんに会いました。

当節、一歩家を出れば、コワイ話や不愉快な人物に出会うことの何と多い事か。 電車の中でだって、

足を投げ出して座って、赤ん坊づれのご婦人や、辛そうにしている年寄りに気付かぬふり、としか

思えない傍若無人の若者も多いのです。 駅員さんだって、何か聞いても「私の仕事を増やさない

でよ」、ってな人も多いのですが。

今日はホント、素晴らしい人に出会ったのです。

で。あんまり嬉しかったので、お手紙を書きました。

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東京メトロ お客様センター宛。「御礼」

 

本日、2017.11.16. 神宮外苑の銀杏を見たいね、と夫と出かけました。お昼の12:25頃、貴駅
「明治神宮前」で下車、改札を出て地図を見ましたがなかなか解らず、改札口へ戻って駅員さんに
お尋ねしました。「渡辺さん」という男性でした。「ここの駅でない方がいいですねぇ」「歩けない
ですか?」「うーん、お歩きにはならない方がいいと思います。銀座線の”外苑前”までいらしたら
至近ですよ。もう、改札は出られてますね?でしたらパスモで目的駅で清算だけ出来るようにして
おきましょう。どこから乗られましたか?」「氷川台からです」・・・何やら紙を書いて下さり、
私共夫婦は目的駅で駅員さんにその紙をお見せしたら「追加料金はありません」と出場用の
切符を下さり、無事に出場。美しい風景を堪能して参りました。

嫌な事の多い世の中ですが、こんな素晴らしい応対をして頂いたのは初めてです。何とも心優しい、

素敵な駅員さんにお会い出来て、今日は本当に幸せな一日でした。
駅長さま、職員の皆様の常々のお仕事ぶりが思われます。有難うございました。

 練馬区在住 OO倖三 京子

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そうしたら。即日、心温まるお返事が来ました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

東京メトロお客様センターです。
 

平素より、東京メトロをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
また、お忙しい中、ご丁寧に、ご連絡をいただきましたことを重ねて御礼申し上げます。

ご返信は不要と承っておりますが、私どもにとりまして誠にありがたいお言葉を頂戴しましたことに

謝いたしたく、恐縮でございますがお返事させていただきます。

この度はお忙しい中、お褒めのお言葉を頂戴いたしましたことを心より御礼申し上げます。このような

お言葉をいただきますと社員一同、より一層の励みとなります。

お申し出の内容は、ご利用いただきました副都心線明治神宮前駅の責任者に申し伝えますとともに、

所属する他の社員にもお客様からのお声を共有いたします。

今後ともこの気持ちを忘れることなく、お一人でも多くのお客様のお役に立てるよう一層努力して参ります

今後も、東京メトロをご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

東京メトロ お客様センター

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先日、新聞・ラジオで、顧客からの過剰なクレームに悩むデパートなどの販売員が多数ある、との報道が

ありました。勿論、文句を言いたくなる販売員が居るのも事実でしょう。明らかに正しくない応対や

商品の不備があった場合は、それを糺すのは消費者の権利ではあります。が行き過ぎはいけないのと、

逆に、今回のように思いもかけない程の親切に出会った時は、きちんと、お礼を言いたい、と私は思う。

人の心は「相互通行」! 示された親切や真心を、きちんと受け止め合って生きて行くのは楽しく、嬉しい

ものですもの。 本当に爽やかで素敵な方だったんです。その「東京メトロ」の駅員さん。

「渡辺さん・という人だったよ」と、しっかり名札を見ていた夫にも乾杯! 世の中、少しでもいい事、

楽しいことを見つけて暮したいものです。
 



J.S.Bach平均律ヘンレ版の改定

皆さん、J.S.Bachの平均律の楽譜は、どこの版をお使いでしょうか?

お考えは様々でしょうが、私は断然「ヘンレ版」を底本として考えています。

Bach平均律の楽譜は様々の出版社からの物があり、校訂者もいろいろあります。

私はかなりな種類の楽譜を持っており、場合に応じて参考にしていますが、

「底本」といいますか、まず、意見を聞くのはヘンレ版です。

 

最近、滋賀の唐崎の勉強会でのこと。5人の人間が集まっており、3人が

旧版のヘンレ、2人が新版を持っていたのです。「新版」をいつ買ったか、

と騒ぎになったのですが、大体2〜3年前のようでした。

 

で。平均律2巻の17番のフーガを分析していて、声部の解釈が大きく変更

されて居ることに気が付いたのです。複数の人が集まって、違う版を持ち

寄っていた事の幸せでした。

うわぁ〜お、驚きましたね。これほど大幅な改定は、私は出会ったことが

ありません。 

Invention & Symphonia で、小さな改定に出会ったことはありますが。

いやはや。 常々生徒に「楽譜・版の選定には細心であれ」と、エラそうに

言っていて、これに気付いていなかったとは、失策です!! 早速新版を

買いに走りました。油断大敵、です。反省を込めてのお知らせ!



嬉しくお勧め。 和声法・教えます!!土田スタジオ支部開設。

 今日は嬉しいお知らせです。

 

長年、私は東京・京都・大阪・博多 で、和声法、フーガの分析、楽曲のアナリーゼを講じ、又、ピアノの個人

レッスンをして参りました。

そうした仕事を通じて、願い続けて来たことは、私に代わって、あるい一緒に、「和声法を教える」ことの

出来る人を養成すること、でした。 熱心に勉強したくれる人、伸びしろの大きい学生さん・・いろいろな、

私を喜ばせてくれる弟子はおりましたが、なかなか「あなた、そろそろ教えてごらんなさいよ」の域にまで

行き着いてくれる人がいなかったのです。

 

が、この度、嬉しく皆様にご披露、ご紹介を致します。

私の仕事の拠点とは、かなり離れた場所で活躍している人たちである事が、私の歓びの一つです。 

私に習いたい、と云って来て下さる方々でも、お住まいが遠いと続きません。 

今回、ご紹介・お勧めする四人は居住地が私とも、お互いとも離れており、今まで、お問い合わせを

頂いてもなかなか対応出来なかった土地で、私の理想とする「音楽の基礎」を学ぶお手伝いを

してくれます。

 

「自分の弾いている曲を、きちんと理解して弾きたい」

「子供に教えるにつき、曲のこと、和声のなりたちのことを、自信を持って話してやれるように

なりたい」

「ヤマハ音楽能力検定」(通称・ヤマハ グレードテスト)の指導グレード4級に挑戦したい。 

       (きちんとした4声体和声を書く能力を要求されますから)

 といった希望をお持ちの方に、お勧めします。

 

 以下にご紹介、ご推薦申し上げる四人は、長く私の許でフランス流儀の和声法を学んで、コーチに

 当たるに十分な能力を備えておりますが、指導に当たって、万一、何か悩むようなことに遭遇した

 場合は、推薦人である、私・土田京子が、責任を持って応援に当たります。

 

 *  土田スタジオ 船橋支部

 

    千葉県船橋市      栗山講師  東京音楽大学音楽教育専攻 卒業

 

 *  土田スタジオ 滋賀・大津支部

 

    滋賀県大津市     岩坂講師   滋賀大学教育学部音楽専攻 卒業

 

 *  土田スタジオ 博多支部

 

    福岡市東区       吉松講師  福岡教育大学音楽専攻 卒業

 

 *   土田スタジオ 筑紫野支部

 

    福岡県筑紫野市    今村講師   福岡教育大学音楽専攻 卒業

  

   このご挨拶兼お披露目を致しましてから、3〜4ケ月の間に、何人かの入門者を

   お迎えして、各支部でのレッスンがスタートしています。嬉しいこと。

 

   以上、4支部での勉強をご希望の方は、当HPのお問い合わせ よりお申し越し下さい。

  

 



2017.12.22.(金)今回のみ曜日が違います! 滋賀・唐崎 曲の分析

 
   2017.12.22.(金

      滋賀県・唐崎クラス               

    

        いろいろな事に気づきあったプログラムを一旦棚に上げて。
 
   塾生たちの熱心な希望に動かされて、このメンバーにとってはかなり久し振りの
   「バッハ平均律・フーガの分析」を再開しています。
      
フーガの分析を、納得の行くまで付き合って教えてくれる教師、というのは実に少ない。これは誠に大きな不幸です。
     私が14歳(中学2年)から大学卒業まで、ピアノを教えて頂いた「遠山つや先生」は、20世紀ドイツ・ピアノ
     界の重鎮・エドヴィン・フィッシャーの弟子だった。第1次大戦後のベルリンで、フィッシャーのクラスに
     日本女性が、と考えるだけでワクワクしてしまう。我らにとっての大変な先達だった方です。
     
      エドヴィン・フィッシャーと言えば、バッハの演奏に定評があり、私も初めてフィッシャーのバッハを、復刻された
     CDで聴いた時は、本当にゾクッとしましたよ。 何とも言えない風格があって。
      従って遠山先生のバッハのレッスンはとても厳しいものでした。おまけに私が作曲科の学生、ときているから
     ピアノ・レッスンにフーガを持っていく度に「ここはどういう形になってると思う?ちゃんと考えて、調べて、
     解って弾きなさいよ」と仰られた。

     一方、作曲の師・矢代秋雄先生がこれまた、大のバッハ好き! 勿論、分析は細かく教えて頂いたし、ユニークな
     指使いの知恵とか、曲の理解についての発見とか・・・「ねッ、君ィ。ここの所、どう弾いてる?僕さぁ、ふっと
     思いついたんだよ!ここ、こういう風に解釈すると、曲がかなり姿を変えてみえるだろ?だからぁ・・・」
     こういう時の先生は本当に嬉しそうで、まるで小さい子供が、石ころの宝石を見つけた時のようなのでした。
     そんな風に、とても幸せな学生時代を過ごしたものだから、バッハの楽譜を読んでいることは、本当に面白くて
     仕方がない。

     しかし、世間一般、ピアノの先生をしている若い人たちの多くは、「バッハは苦手」という人が案外多いのです。
     特にフーガは難解だ、と思われているようです。その「思い込み」(あなたがお持ちでなかったら何よりですが)
     を打ち破りたい、とクラスでの勉強を再開します。
新しい方の参加を歓迎します。

     とりあげる曲: 2017.12/22 平均律2巻のNo.18

   京都・大阪・博多と、次第に広がる「土田塾」の滋賀版。JR唐崎駅から徒歩8−9分の距離です。
   興味のある方の見学を歓迎します。

    次の回 2018. 1
.16.(火)           次々回 2018. 2.13.(火)


   HP「お問合せ」からお申込み下さい



2017.12.20.(水) フランス式和声法を学ぶ in 博多

 

 フランス式和声法を学ぶ in 博多

2017. 12.20.(水) 10:15~12:30



会場: 博多市東区 なみき音楽場   JR千早駅前

 テオドール・デュボァ の「和声法」からフランス方式の
 和声法を学び始めた私たち。
 今は少し進化してアンリ・シャランの「380の和声課題」への

 取組みも次第に板について来ました。
  

 初めての方には、土田京子の「説き語り和声法」をテキストに選ぶ方も。初心の方も歓迎します。

 土田の新しい本「スーパー和声法」も課題が充実して好評。これから始めるのもいいてですね。

 進度はさまざまで、和音外音を駆使する人、初歩から一づつ小石を積み上げていく人・・・

 違いを見聞きしつつ、自分の歩を進めるのは楽しい。

 

 今月は「楽曲分析」の月です。 会員全員で弦楽四重奏曲に挑戦します。

  Beethoven: 弦楽四重奏曲 Op.59 (ラズモフスキー)第1番 1楽章

 

 次回・・ 2018.1.17.(水)    次々回・・ 2018.2.14.(水)

  和声法を学ばないで、西欧古典音楽を演奏することは出来ません。
 音楽の成り立ちを内側から支える「和声法」それなのに、この西欧伝統の音楽
 技法ときっちり向き合い、「手を取って」教えてもらえる場所は、本当に
 少ないのです。

  素敵な仲間のおかげで、10年以上も続いている貴重な勉強の場。
 メンバーは変わっても、学ぶ情熱が受け継がれていることは素晴らしい。
 どうぞのぞきにいらして 下さい。        

 

⁑ 和声の月には銘々が、書いて来た課題を土田が見て問題点 を指摘する。
  仲間との見比べによって自力で問題点を見つけて行く人もいます。

  1か月に1度しか会えないので、その間は「通信添削」で補います。
 
⁑ 昨年末から我らの新しいメンバーになって下さった二人も、すっかり馴染んで、
  たのしく勉強を続けて
います。  嬉しいこと。                   

   あなたもどうぞ、見学にいらして下さい。
   
申し込み・当HPの「お問い合わせ」からどうぞ。



2017.12.21.(木) 博多 いつもの音楽史


2017年
    12月21
日(木)10:00〜13:00

    

  会場:JR 箱崎 徒歩5分   田中音楽教室にて

   ●
10:00〜13:00  
    
 

   昨年からは始めた「はじめての音楽史」(片桐 功・久保田慶一他 共著)が

   面白い!

   
        音楽の始まりであるギリシャ、次にものすごい広さの大帝国を

   築いた紀元前の古代ローマ帝国の時代、そしてキリスト教が

   すべてを覆い支配した中世このこと。
   音楽の歴史を外側から包んでいる「ヨーロッパ・って何なのだろう」

   という疑問を解きほぐしてみたいのです。
   一層の「知の世界旅行」を試みて。

    

    更に。 お知らせです。最近はピアノが使える会場が取れましたから、

    昭和の日本が生んだ天才作曲家・三善 晃氏が初めてピアノを学ぶ人に

    遺して下さった「三善・メソッド」を1巻からひも解いて、これまで我々が気付いて

    来なかったポイントを拾い上げて行きます。

    ピアノの先生方、ご自身を再発見するために、お弟子さんに、新しい素敵な

    プレゼントとしてのレッスンを展開するために、ご一緒に学んでみませんか?

          三善 晃 氏は、私の師匠・矢代秋雄 の大親友でした。

    音楽史を90分、メソッドを60分の予定です (13:00終了予定)

    新しい方の見学を歓迎します。
   
 ・次の回: 2017. 9月21日(木)    会場は田中音楽教室にて 

          三善メソッド2巻と6巻から

           


 ・次の次: 2017. 10月19日(木)    会場は田中音楽教室にて 

 

 ・又、ピアノの個人レッスンの見学も受け付けています。一般的なピアノの先生とは

  一味違った「作曲家のピアノレッスン」を見に来て下さい。

       

  申し込みは「問合わせ」からどうぞ。

  ● 
  個人レッスン (ピアノ・楽曲分析・和声法)  
     今月は一人のレッスンを予定。見学をご希望の方は
     ご相談下さい



説き語り音楽塾 in 練馬 2018.1月までの日程

 2017年度の「説き語り音楽塾」は、10月10日に開講。

これまでの通り、「フランス様式の和声法を学ぶ」は、そのまま継続しつつ、残りの時間で
グラウト=パリスカ著 「新・西洋音楽史」を読んでいます。私の解説を少々まじえつつ。
まずは「ギリシャ人は音楽をどう捉えていたのか」・・・
21世紀の現代人に、何のかかわりがあるの? とお思いの方もあるかも知れませんが。
いえいえ、これが面白い。私たちが「クラシック音楽」と呼び慣わしているものは、大方
「16世紀後半からの時代に、中西部ヨーロッパで愛されていた音楽」かと思いますが、
ヨーロッパの文化文明の源、ギリシャの人々の世界観を知ることによって、その源流とは
何だったのかを想像出来る。 ワクワクするような知の冒険です。
2016年の10月から始まった、私にとっては7年ぶりの、楽しい心旅が続いています。
途中からの参加もまったく問題はありませんので、是非、一度このクラスを覗きにいらして下さい!
    (すべて火曜日)
 少しこの告知を怠っていて、既に10/10、10/31、11/14の3回を終えました。
  
  第4回 2017. 11月  28日(火)
  第5回 2017. 12月  12日(火)
  
  第6回 2018.  1月  9日(火)
  
  是非一度、ご見学下さい。
 
 
 


「音楽の読み方・さらい方勉強会」2017.11月 27日(月)

この勉強会は「楽譜からどうやって音楽を読み解くのか」が勉強の主眼です。
毎回、熱心に聞いて下さる会員に支えられて、私自身も、新しい発見もあり、楽しく勉強しています。


 まずはBach Invention ・2声 から始めて3声・Symphoniaに挑みました。

 2声と3声は単純に「声が一つ増えた」ということに留まらない意味があります。「3声の1番」では、まずは

2声を歌うことをみっちり実践。複数の人と声を出して歌いあってみると、本当にいろいろな発見があるものです。3声に増やすに際して、ちょっと躓きそうになるのは内声のとらえ方。これは慎重に、本当に神経を集中して「心の中に降りて行って聴く」を実践して欲しい。

 かなりフーガに近い構造を持つ3声・3番を学び、3声・Symphoniaの中でも最も魅力的で、しかし演奏するには最も注意深くなければならない9番に挑戦。会員の一人の素敵な演奏もあって、大変充実した例会を持ちました。

そして、いよいよFuge に分析に進みます。この「フーガ」というもの、どうしてこんなに敬遠されるのだろう、と思う位、「敬して遠ざけられて」います。それは、この最高度に洗練された対位法様式による楽曲の構成を、きちんと教えてくれる人が少な過ぎるから。

ご一緒しませんか? フーガを自信を持って弾くために。あの、素晴らしい J.S.Bach の音楽をもっともっと
楽しむ為に。 

 新しい仲間を待っています。どうぞ、覗きにいらして下さいナ!

 
 2017.11.27.(月) Bach・平均律第1巻 17番のフーガの分析

               Bach ・Symphonia の復習 3声 No.4

 

Bach 平均律第1巻8番 のフーガは、難しかったぁ〜! 一同、必死に頑張りました。これも

よい経験。 9番は素直な出来なので、皆もやっと自力で解析できました。

この所、新しい方がいらして下さることが増えて、楽しく学んでいます。

 

「普段生徒に教える曲の分析と演奏の結びつきを探ろう」プロジェクトが快調です。 実は、これが

私が一番やりたかった分野なのです。ご一緒に探検してみましょうよ!

          
     参加費: 3回一括  12,000円
        1回毎    4,500円

 



1年ぶりの小林・上田Duoを聴く 2017.4.15. 東京 白寿ホール

2016年6月に同じホールで聴いた小林美恵・上田晴子の室内楽の感激は深かったが、1年後の2017.4.15.に再び至福の時を

味わいました。

 

今回は小品ばかりを集めたプログラミング。

・ クライスラー: ウィーン奇想曲 Op.2.

・ クライスラー: ラ・ジターナ

・ ファリャ:(クライスラー編曲)スペイン舞曲 第1番  などなど。 

 

 会場の誰もが1度や2度は聴いたことがある、と応えそうな、ポピラリティーのある曲が並ぶ。

 

Beethovenのソナタ、や Ravel のソナタが並んだ2016年と、かなり趣向の違った打ち出しである。  切符は完売し、

会場に空席はない。 まずは順当な滑り出し・・と思って聴いていたのだが、段々、二人の術中にこちらが囲い込まれて行く

という気分になって来る。 サン・サーンス のハバネラ の切れのいいリズム。二人が本当に楽しそう。 あぁ、と、初めて

上田晴子とブルーノ・パスキエ(Vla)の圧倒的なDuoを聴いた、20数年前の至福を思い出していた。二人は舞台の上で、無心に

“遊んで”いるかのようだった。二人にだけ見えるボールを投げかけては、キヤッと叫んで受け止めているかのように。「こんな球、どぉお?」「おやおや、そんな風に来るのかい」「ほら、こっちからこういうのもいいでしょ?」

そうかぁ・・合奏ってのは、こんなに楽しく心弾むものなんだなぁ。決して一人では出来ない、音楽の愉しみ。初めてであった頃から考えると、上田さんの音楽は、どんどん進化している。毎回、音楽会の度に何かが新しいのだ。

 

今回は、(元々そうだったのだけれども)本当にこの人の音は美しい、と心の底からため息をついてしまった。

私は常々、一緒に勉強に来てくれる若い人に云い、云いしている。「音楽の持つ美質の中で、最も尊いのは音色と、歌い振りだ」と。

上田晴子という音楽家を追っかけて、およそ20数年が経った。この人の、この2つの角度からの魅力は本当に進化を止めない。

他にも様々な魅力を振り撒いて、われわれファンを魅了してくれる人なのだが、今回、殊にこの2点に酔い痴れさせてもらった。

 

シマノフスキーの「夜想曲とタランテラ」が始った途端、ピアノの低音の響きは、あれは、一体・・・全身を耳にして、その

「甘露」を味わい尽くそうと彼女の音の世界へ一緒に降りて行く。「演奏を聴く」「音楽を共有する」というのは、こんなに

素敵な事だったんだ、と。

 

小林美恵さんの進化振りにも舌を巻いた。 元々、絶妙に”うまい人”なんだが、今回はその音の美しさに加えて「うたう」ことの

深さと快感に酔った。「作品を隈なく歌い尽す」という言葉が、聴きながら心に浮かんだ。

 

ファンの幸せ、を深く思い出させてもらった午後でした。

 

 

 

 



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