フーガを読み解く・勉強会 発足! 2020.8.19.(水)


 「音楽の読み方・さらい方勉強会」を改編して「フーガを読み解く勉強会」を

始めました。
 この「フーガ」というもの、どうしてこんなに敬遠されるのだろう、と思う位、

「敬して遠ざけられて」います。それは、この最高度に洗練された対位法様式に

よる楽曲の構成を、きちんと教えてくれる人が少な過ぎるから。

 

 音楽大学でピアノを専攻する学生で、バッハのフーガを学ばなかった人は

皆無でしょうに。皆、その構造に注意を払わず、「わかっていない自分」を

訝ることもなかった、というのが現状ではないでしょうか。

 

 我々、音楽理論の教師も、どうもこの問題から逃げていたように思います。

しかし、逃げて済む問題ではないのです。

 ここらで、じっくり取り組んでみましょうよ。

 

 7/22の第1回は、フーガの基本構造を学び、最も取り組みやすい、平均律の

第1巻・16番のフーガを分析しました。

 

 第2回となる8/19は 同じく第1巻の第1番フーガを取り上げます。

 

 新しい仲間を待っています。

 

    時:            2020.8.19.(水) 10:00~12:30

           所:            東京・練馬 土田スタジオ  (地下鉄・有楽町線+副都心線 「氷川台」徒歩4分)

    参加費: 入会金  5,000円

        毎回   5,000円

        欠席の月 2,500円



2020.8.27.(木) 博多 いつもの音楽史


  4月、5月はお休みしましたが、ようやく再開。 

  7月に続きいつも通りに行います。

 

 

   2020年 8月27日(木)10:00〜13:00   

    

  会場:JR 箱崎 徒歩5分   田中音楽教室にて

   ●
10:00〜12:30  
    
 

   昨年からは始めた「はじめての音楽史」(片桐 功・久保田

   慶一他共著)が面白い!

   
        音楽の始まりであるギリシャ、次にものすごい広さの大帝国を

   築いた紀元前の古代ローマ帝国の時代、そしてキリスト教が

   すべてを覆い支配した中世のこと。
   音楽の歴史を外側から包んでいる「ヨーロッパ・って何なの

   だろう」という疑問を解きほぐしてみたいのです。
   一層の「知の世界旅行」を試みて。

    

    更に。 お知らせです。最近はピアノが使える会場が取れましたから、

    昭和の日本が生んだ天才作曲家・三善 晃氏が初めてピアノを学ぶ人に

    遺して下さった「三善・メソッド」を1巻からひも解いて、これまで

   我々が気付いて来なかったポイントを拾い上げて行きます。

    ピアノの先生方、ご自身を再発見するために、お弟子さんに、新しい

   素敵なプレゼントとしてのレッスンを展開するために、ご一緒に学んで

   みませんか?

          三善 晃 氏は、私の師匠・矢代秋雄 の大親友でした。

   音楽史を90分、メソッドを60分の予定です (12:30終了予定)

    新しい方の見学を歓迎します。
   
 ・次の回: 2020. 10月 1日(木)    会場は田中音楽教室にて 

          三善メソッド6巻から

           


 ・次の次: 2020. 10月29日(木)    会場は田中音楽教室にて 

  

     申し込みは「問合わせ」からどうぞ。

  ●   個人レッスン (ピアノ・楽曲分析・和声法)  
     今月は一人のレッスンを予定。見学をご希望の方は
     ご相談下さい。今の所、もう1コマのピアノ個人レッスンを募集しています。



2020.8.26.(水) フランス式和声法を学ぶ in 博多

   4月、5月はお休みしましたが、ようやく再開

 7月以降、通常通り行います。

 

     フランス式和声法を学ぶ in 博多

    2020. 8.26(水) 10:15~12:30


 会場: 博多市東区 なみき音楽場   JR千早駅前

 ⁂ 土田京子の新しい和声の本「和声法 100のコツ」が出版されました!

        今までの教科書的な本ではなく、「和声法」つて、それ、どんなもん? という

   疑問に答える楽しい本の出現です。読んで下さい

   直接お申込み頂いた方には、ご希望があれば、著者サインをしてお送り

   します。



 テオドール・デュボァ の「和声法」からフランス方式の和声法を学び始めた私たち。
 今は少し進化してアンリ・シャランの「380の和声課題」への取組みも次第に板に

   ついて来ました。
  

 初めての方には、土田京子の「説き語り和声法」(今は「和声法がさくさく理解できる本」という

 タイトルの文庫本)をテキストに選ぶ方も。初心の方も歓迎します。

 土田の2冊めの和声の本・「スーパー和声法」は、2018.8.20.「和声法がぐんぐん身につく本」と

 して、こちらも文庫本になりました。こちらは課題が充実していて好評。こちらから始めるてみても

 いいですね。

 進度はさまざまで、和音外音を駆使する人、初歩から一づつ小石を積み上げていく人・・・

 違いを見聞きしつつ、自分の歩を進めるのは楽しい。

 

  2020.7月は和声の月でした

       8月も、もう一度和声の月と致しまして、各人の書いて来た和声を拝見します。

  

 

  次回・・ 2020. 9.30.(水)

                  

  次々回・・ 2020.  1.30. (金) この月だけ曜日が違います。ご注意下さい



  和声法を学ばないで、西欧古典音楽を演奏することは出来ません。
 音楽の成り立ちを内側から支える「和声法」それなのに、この西欧伝統の音楽
 技法ときっちり向き合い、「手を取って」教えてもらえる場所は、本当に
 少ないのです。新しい仲間の参加を歓迎します。


  素敵な仲間のおかげで、10年以上も続いている貴重な勉強の場。
 メンバーは変わっても、学ぶ情熱が受け継がれていることは素晴らしい。
 どうぞのぞきにいらして 下さい。        

 

⁑ 和声の月には銘々が、書いて来た課題を土田が見て問題点 を指摘する。
  仲間との見比べによって自力で問題点を見つけて行く人もいます。

  1か月に1度しか会えないので、その間は「通信添削」で補います。
 
⁑ 昨年末から我らの新しいメンバーになって下さった二人も、すっかり馴染んで、
  たのしく勉強を続けています。  嬉しいこと。                   

   あなたもどうぞ、見学にいらして下さい。
   
申し込み・当HPの「お問い合わせ」からどうぞ。



2020.8.25. 滋賀・唐崎 曲の分析


   このクラスは、4月・5月を休まざるを得ませんでしたが、6月から再開。

   7月以降も順調に催行していきます。見学を歓迎します。

   

    2020.8.25.(火) 

    滋賀県・唐崎クラス               

    

       塾生たちの熱心な希望に動かされて、このメンバーにとってはかなり久し振りの
      「バッハ平均律・フーガの分析」を再開しています。

      
フーガの分析を、納得の行くまで付き合って教えてくれる教師、というのは実に少ない。これは誠に大きな不幸です。
     私が14歳(中学2年)から大学卒業まで、ピアノを教えて頂いた「遠山つや先生」は、20世紀ドイツ・ピアノ
     界の重鎮・エドヴィン・フィッシャーの弟子だった。第1次大戦後のベルリンで、フィッシャーのクラスに
     日本女性が、と考えるだけでワクワクしてしまう。我らにとっての大変な先達だった方です。
     
      エドヴィン・フィッシャーと言えば、バッハの演奏に定評があり、私も初めてフィッシャーのバッハを、復刻された
     CDで聴いた時は、本当にゾクッとしましたよ。 何とも言えない風格があって。
      従って遠山先生のバッハのレッスンはとても厳しいものでした。おまけに私が作曲科の学生、ときているから
     ピアノ・レッスンにフーガを持っていく度に「ここはどういう形になってると思う?ちゃんと考えて、調べて、
     解って弾きなさいよ」と仰られた。

     一方、作曲の師・矢代秋雄先生がこれまた、大のバッハ好き! 勿論、分析は細かく教えて頂いたし、ユニークな
     指使いの知恵とか、曲の理解についての発見とか・・・「ねッ、君ィ。ここの所、どう弾いてる?僕さぁ、ふっと
     思いついたんだよ!ここ、こういう風に解釈すると、曲がかなり姿を変えてみえるだろ?だからぁ・・・」
     こういう時の先生は本当に嬉しそうで、まるで小さい子供が、石ころの宝石を見つけた時のようなのでした。
     そんな風に、とても幸せな学生時代を過ごしたものだから、バッハの楽譜を読んでいることは、本当に面白くて
     仕方がない。

     しかし、世間一般、ピアノの先生をしている若い人たちの多くは、「バッハは苦手」という人が案外多い。
     特にフーガは難解だ、と思われているようです。その「思い込み」(あなたがお持ちでなかったら何よりですが)
     を打ち破りたい、とクラスでの勉強を再開します。
新しい方の参加を歓迎します。

     とりあげる曲:   平均律1巻のNo.24

   京都・大阪・博多と、次第に広がる「土田塾」の滋賀版。JR唐崎駅から徒歩8−9分の距離です。
   興味のある方の見学を歓迎します。

    次の回 2019. 8.25.(火) 


   HP「お問合せ」からお申込み下さい



土田京子の楽典の本が文庫になります!

 

 あれは2005年でした。

「説き語り楽典講座」の初版が出版されたのは。長い間、ある雑誌に連載したものを、

「本にまとめて置いたらどうですか」と云って頂いて。私にとっては初めての本でしたから

思いで深い作品です。

 

A6版の方が、見やすい、との思いも在りましたが、和声の本2冊が文庫に姿を変えて

とてもたくさんの方に読んで頂けた現実。持ち運びの利便とは、なかなか大きなものなのだな

と理解しました。この度の衣替えに際して、あちこち手を入れて、さらに読みやすいものが出来ました。

 

 楽典は、音楽の基礎の基礎。音楽が好きな方々にどうしても知って置いて頂きたい話です。

又、私はそれに加えて、音楽史の入口への誘(いざな)い、を書き加えました。

 

 音楽史は、是非熱心に学んで頂きたい科目ですが、しっかりやるゾ となると、範囲と云い

細部と云い、なかなか大変な相手です。それでつい、放っておく・になりやすい。それで、

いつかしっかり学ぶ時への手引きとして、大づかみな歴史の流れをお話ししています。

 

 更に。オーケストラで使われる楽器の紹介とか、いろいろ欲張った内容が小さな本に

詰まっている。便利な本です。

 

 この本が出版されとき、私の生徒が愉快なニックネームをつけてくれました。

「電車の中で読める楽典の本」というのです。難しい、ムズカシイ・と言われる音楽理論も

語り方によっては、肩が凝らないよ、と。

 

 直接に私からお買い頂く方には、ご希望があれば、著者サインをしてお送り致します。

 このHPの お問い合わせ からお申し越し下さい。



通信添削の新しい展開 ビデオで話そう!!

2020年3月末から5月25日までの丸2か月。 我々は新型コロナウィルスに

襲われて、友人との接触を阻まれて暮らしました。

 

 何と言っても、人と会うこと、が仕事だった私が、家族以外の人間との

接触を極力絶って暮らしたのですから、相当なストレスです。

 

 始まりの頃は、まだ何が何だか分からずに、急に降って来た自由時間に

目を回しながら、やりかけた仕事に集中。幸い、ちょっと神経を張り詰める

作業があったので、時間を持て余すこともなかった。

 

 生徒は見事に、一人もやってこない。出かけて行くのもダメ。

1か月近くたった時、これはマズイぞ、と思い始めた。

私が音楽理論の教師として働いてきた中で、一番情熱を注いだのは、演奏を

する人々に、「自分の弾いている曲を理解し、深く掘り下げてから弾いて

下さいね」という点に心を注いでもらう事でした。

 

 その第一の道具が「和声法」なんです。

叫び続けたこの願いに、耳を傾けてくれる弟子が、この所ぼちぼちと増えて来て

東京、関西、博多と嬉しい成長を見せて私を喜ばせてくれています。

その、折角「出て来た芽」が、1か月レッスンに行けないだけでもよくないのに、

どうやら2か月目も行けるかどうかあやしい。放っておくと、やる気がなくなっては

大変だ、と。 もともと私のクラスでは、月に一度しか会えないのを補充する意味

での通信添削と、いろいろな事情で、私に会いには来られない(遠隔地の)人などを

対象にした「通信添削倶楽部」がありました。

 

 この「強制された長期休暇」から立ち上がるために、ある生徒から提案があった。

「先生、私たちは自分の生徒対象に、オンセライン・レッスンをしているのです。

和声は、オンラインでレッスンするの、可能ですよ。やって下さい」と。

 

 元来がアナログ人間であり、仕事については頑固なところのあるわたくし。

「テレビ電話でレッスンなんて、私には無理だわ」と喰わず嫌いを通していた。

しかし、今回の災難は、そんなことを云って居られない。しからば、と周囲の

篤い支援の許(機械の取り扱いに慣れさせてくれた、家族に感謝です)チャレンジ。

 

 これが、よかったのですよ!!  相手の生徒さんたちとも「このやり方、いいわよね」

と言い合って。 今や、若い人のほとんどが使っているスマホがあれば、ラインが

使えます。通信添削で加筆・修正した楽譜を返送する前に、私はコピーを取っておく。

(この手間が増えるだけのことです) そして、添削された解答を受け取った生徒は

私にビデオで話す時間の予約を取って、電話をくれます。

これのビデオで、相手の顔を見ながら「​OO小節の何拍目ねぇ・・・」とレッスン

するのです。今の機械の性能は素晴らしく、しかも電話代を心配しないでいいのが

有難い。 すっかりこのやり方が気に入りました。

 

 私に、関西地方に住む女医さんの生徒が居ます。私が関西へ行く日の和声クラスに

いらっしゃいよ、と云っても平日の午前中、勤務医に自由時間はありません。

会えるのはごくごく稀なチャンスでしかありません。しかし、熱心な人で、しばしば

通信して来ていました。で、早速彼女にも「私、こんなこと始めたの」とメール。

そして、初めてビデオレッスンしての彼女の感想。「せんせ、ほんま、宜しいなあ、

これ。こんなんやったら、はじめっからこれでお願いしたら早かったですねぇ」と。

 全く同感です。 自分の喰わず嫌いをしみじみ 反省したのでした。

 

 東京から遠い所にお暮しの方で、和声法を勉強したいと思っておられる方は、

ぜひ、私の「通信添削倶楽部」に参加して下さい。

 



言葉にならない位 素晴らしい音楽会を聴いた!

        2020.3.19   アンドラーシュ・シフ   リサイタル

                            オペラシティー

 

 新型コロナウィルスとやらで、どちらを向いても音楽会のキャンセル。

その嵐の中、敢然と催行したカジモトに敬意を表する。

 

 演奏は。「神々しい・唯 神々しい」   

聴きながら、心に浮かんだのはこの言葉だった !

 

今からおよそ30年前。40を少し出たころのシフを、松戸の聖徳學園ホールで聴いた。

Bartok の「戸外にて」がとてもよかったのを覚えている。

 

 そして、30年。シフも67歳になり、私の前に立ち現れた。毎月、唐崎(滋賀)での

研究会で彼のBach・平均律を聴いて、そのあまりの彫琢の深さに感動。どうしても

聴きたくて、大奮発、13000円の切符を数か月前に買っていたのだった。

 

 キャンセルか、とハラハラしながら迎えた当日。早々に会場に着き、待機。

 

しかし、素晴らしかった。まず、この人の音の美しさ。音楽なんだから、音が美しい

事が何よりも優先。そして、曲に対する理解・同化。自分の中で愛しきったものを

聴き手に零してくれる、この親愛。私は唯、彼の懐に抱きとられて、目を閉じ、

心だけを呼吸させて、母の乳を待つ赤子のような時間を楽しんだ。

  言葉に出来ない時間。

 

 この音の玄妙に、わが愛する、ベーゼンドルファーが、大いに力を貸していたことを

思う。製作者・・ 調律師・・ そしてシフの希望により、演奏の合間の拍手はしないこと

が告げられた。将に「静寂が音楽を生む」  会場からは一つのしわぶきも聞こえ

なかった。すべての人が、彼の届ける音楽に同化していた。

 

曲目

  1. Schumann   精霊の主題による変奏曲 Wo 024
  2. Brahms     3つの間奏曲  Op.117
  3. Mozart     ロンド a moll K.511
  4. Brahms     3つのピアノ小品  Op.118

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・休憩 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  1. J.S.Bach    平均律第1巻 24番 Prelude+Fuge
  2. Brahms     4つのピアノ小品  Op.119
  3. Beethoven  ピアノソナタ 26番 Es dur  告別  Op.81a

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここまでだって「神様との時間」だったのに。 アンコールが6曲!!!

 

  • J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲 BWV988から アリア
  • Mozart: ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545から 第1楽章
  • ブラームス: アルバムの小品
  • シューマン: アラベスク op.18
  • シューマン: 「子供のためのアルバム」op.68から 楽しき農夫
  • シューベルト: 即興曲 変ト長調 D899-3

ただ、ただ、今日自分が生きていて、この会場へ来られたことを

神に感謝した。

 

 

 



長い家籠り! 皆様にもご無沙汰しました。

いやはや、前代未聞の災難です。新型コロナウィルス。

日本中の方が、等しく耐えた長い時間。

 

私も最初の内は「あらあら~~」程度の困った感、だったのですが。

4月7日、とうとう出てしまった緊急事態宣言。こうなれば仕方がない。

 3月終り頃から、ちょっと纏まった時間と集中を必要とする仕事が

ありまして。PCの前に座り込んで2週間を暮らしておりました。

3月から4月の最初までは生徒も来ていて、いつもとあまり変わりは

ない生活。

 

 ところが4月7日から、ガラリと生活が変わってしまった。

3月2日、極く親しいピアニストの、とても楽しみにしていたリサイタル

がキャンセルされたのを皮切りに、ぽつぽつとキャンセルのお知らせ。

この辺まではまだ、呑気で「へ~~、延期なのぉ」程度の受け止めでした。

しかし、4月も10日を過ぎると、本当に嵐のようなキャンセルの通知。

 

 このところの私は「出来る限り、音楽会には行こう」という気分で

ご招待頂くと、ほとんど「伺います」の返事を出していた。普段は

いろいろなことに引っかかって「悔しい、惜しい」と思いながら

聴きたい方の会をもお断り、という事が多かったのですが。時には

生徒に無理を言って日程変更。音楽会を優先させていたのでした。

 

それなのに、それなのに。かなり残念な「買ってあった切符」を

泣く泣く払い戻しに応じる騒ぎです。

 

すっかり予定が空きまくり、普段は黒々と書き込みに満ちている私の

手帳に赤ペンで「キャンセル」「~~に延期」がずらりと並んで。

完全家籠りの始まりです。

 

高校から電車通学して、大学・社会人の生活を通してン十年。こんなに

電車に乗らなかったことは初めてですね。

で、これはいかん、と散歩することにしました。夫と二人でせっせと歩く。

幸い、私の住んでいる東京の西・北地域は、まだまだ緑が多く、歩き回る

住宅街は静かで美しい。「不要不急の外出」とは思いません! と、2日に

1度は8000歩を目標に歩いた。リュックを背負い、中には水筒。普段は

自転車がほとんどですが、歩くというのはいいものです。

まず、普段は見過ごしている町内の変化に気が付きます。「おや、こんな

所に新しいマンションが」とか、「この花、何ていうの?」と、私と違って

花に執心の深い夫に聞きながら歩く。 とても新鮮な体験でした。

 

 疲れると、バス停のベンチで休み、ちょっとカフェに入って。

まだ、カフェが開いていたのですね。4月10日位までは。

所が宣言から2-3日で、一つ、また一つとそれらが閉じて行きます。

それなら、普段なかなか行けなかった銀行の用事をと、届け出をさぼって

いた用事を済ませようと出かけて行って驚いた。 入口にはマスクは勿論、

更にフェイス・シールドをつけた行員が、入場制限をしている。ATMに

並ぶのにも「ここまで離れて」と厳重です。ふ~う、すごいなぁ。そして、

届け出みたいな、ちょっと手間のかかる用事は「大変申しかねますが、

現在は普段の半分の人員で廻しているものですから、もし、お急ぎで

なかったらこの状態が回復してからでは、いけないでしょうか」と、

やんわり断られてしまった。初めての経験。はいはい、失礼しました。

こっちは暇だから普段できないことを、なんて考えるけれども、そりゃあ、

先方には迷惑千万。大変失礼しました、と帰って来た。

 

こうなりゃあ、家の中のことするしかないな、と30年も溜まっていた俳句の

整理をすることにしました。毎月7~10句発表しただけなのに、12か月

X30となると、相当なボリュームです。欠けている月を考慮しても。

でも、こんなことでもなければ、とても出来ないことですから、せっせと

働きました。やってみるといろいろな発見があります。

夫が側で「こうしてみると、俳句を作るってのは日記を書くようなもんだな」

と珍しくいいことを云う。本当にそうなんです。

はぁ、鹿児島へ旅したのは、この年だったか、とか、おやまぁ、5歳と3歳の

孫を連れて、ぢぢ+ばばで上野動物園へ行ってる!! なんて、思わぬファミリー

ヒストリーが。 コロナがくれたお土産・です。

 

それも、もう少しの辛抱、という所まで来ました。

有難いことに3月下旬から丸々2か月と10日ほど。コロナにも捕まらずに

風邪も引かずに過ごせたことにほっとしています。

 

また、少しづつこのブログも書いて、皆様とご一緒したいと思っています。

どうぞよろしく。

 

 

 



新しい和声法の本が出来ました!

   和声法 100のコツ  ヤマハ・ミュージック・メディア から出版

 

 私、土田京子の和声法についての3冊目の本が2/20に出ました。読んでやって

下さいナ。

 

この「100のコツ」というのは、シリーズでして、他にいろいろな分野の

タイトルが出版されています。

 

 私にとっては、初めて「出版社に頼まれて書いた本」でした。これまで

楽典1冊、(近々これも文庫になります。読んでやって下さいね!)和声法を

2冊、出版してもらいましたが、皆、すでに原稿は出来ていた、あるいは

構想がまとまっていて出版交渉をして出したものでした。

が、今回は会社に呼ばれて行ってみると、「こういうシリーズがあるの

ですが、あなたに和声の部を書いて欲しいのです」とのご依頼。しかも

「100」の項目に分けろ、ですからねぇ。

最初は目をパチクリ。そこは、よく解んないことを云いかけられた時は、

まず、やってみる、という主義のお京さん。「はい、やってみます」と。

 

しかし、それからが大変。考えても考えても構想がまとまらず、敏腕

編集者に相談すること幾つたびか・・・  とうとう、業を煮やしたか、

諦めたか。名編集者の黒田​君が「解かりました。先生は好きに書いて

下さい。原稿を見て、区割りは僕がやりますから」と言ってくれた!

 

ホント、この本は、彼のお陰で書けました。

 

でも、かなり大変だったけど、出来てみたらなかなか面白い本になり

ましたよ。

まず最初の1章2章に、「和声法が理解できると、あなたの音楽活動に

どういう"いいこと"があるか」という事を、事細かに書いているの

ですよ。

 

これが、世間一般の和声の本に欠けていること、なんですね。だって

そうでしょ?

音楽大学に入る。希望に胸膨らませた娘たち・男の子たちも。入学

オリエンションで「必修科目」に「和声法」を見つける。授業が始まると、

いきなり「これはOO度の和音でぇ、OO度の和音の後においてはいけない」

だとか、「こことこことは連続5度になっておるぞ」だとか。

まるで訳のわかんないことを並べる教師が・・

 

で? これが出来るようになると、どんないいこと、私が嬉しいようなこと

が起こるのかしらん、と思いません? 当然ですよね。その思い。でも、

その答えをくれる理論教師に会えた人は、ほとんどいなかったと思いますよ。

元来、理論の教師になる人って、そういう発想を与えられていないし、

訓練も受けていない。

私は、大学を卒業してすぐから、音楽を小さい子供に教えている女性たちの

群れに飛び込んだ。

そして、彼女たちに和声を教え、伴奏が付けられるようにならないと、

仕事にならない「現場の修羅」を眺め続けて来ました。 

そして、和声法を早い時期に、確実に身に着けされる教育が必要だ、と

切実に思ったのです。

 

ところが、読んで解る教科書がない! これは致命的に困ったことでした。

そして、やっと2冊の本を書いて。

 

更に「和声法・その周辺」とでも言いたいように本を書かせてもらえる

段取りまで来た訳です。嬉しいですよ。

 

どうぞ書店でお買い上げ頂き、解らない所、著者に聞きたいことがあったら、

このHPの「お問合せ」からメールを下さい。出来ることなら質問に

お答えします!!

 

 

 



音楽の友社でのティーチング・プロジェクト大成功!

2019.8/28. 東京・神楽坂にある音楽の友社会議室に置いて、

「土田京子ティーチング・プロジェクト第1回」が行われました。 ここに表紙を掲げてあります、

雑誌「ムジカ・ノーヴァ」に昨年7月号から「土田京子の 学び直し和声塾」を連載しているご縁

からです。初めにお話があった時、私は編集長にお願いしました。「和声法と云うのは、書いて

伝えるだけではどうしても限界があります。しばらくしたら、出来れば定期的に、あるいは単発でも

“対面授業”をさせてください」って。元来が出版社であるムジカ・ノーヴァ社がこの願いを聞き

届けてくれたのは、破格の待遇だ、と私は感謝しています。

 

当日は、会議室のサイズに丁度良い聴衆が集まって下さり、楽しく授業が出来ました。

 

「和声法は音楽という山に昇る、もっとも素敵な近道である」と云い続けてきた私。

本当にちょっぴりの人しか、その声に振り返ってくれない長い道のりがありました。

でも、こうして大きな出版部数を持つ雑誌に連載をさせて貰い、「読者の評判もいいですよ」と

励まして頂いて、1年が過ぎたのです。 そして、ずっと夢見ていた読者とのご対面。

嬉しかったですねぇ。中には諏訪から新幹線で駆けつけて下さった、という方もいらした。

有難いことです。

 

もうしばらく続く連載で、より多くの方とお知り合いになり、和声の魅力を自分の中に取り込んで

頂けますように、と頑張るつもりです。

このブログをお読みになった方、ムジカ・ノーヴァもお店で手に取って下さいませ。そして、

出来る事ならゆっくり読んで頂きたい。私の記事だけでなく、とても面白い記事が沢山あります

から。



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