マリア・カラスを知ってますか?

2019.1月。 「私はマリア・カラス」という映画を見て来ました。仕事先の

博多で。ちょっとした時間の切れ目に。

この、20世紀最大の天才歌手が没して42年、今にしてまったく色褪せない

彼女の才能に改めて出会えた幸せな2時間だった。

 

 私は若い頃を、オペラとはほとんど無縁に過ごしてきた。唯々、自分の

目の前の勉強に追いまくられていたからだ。「音楽で生きて行きたい」と

思い染めた中学生の頃。高校・大学の受験。大学生時代の恩師の、強烈な

「シゴキ」・・ 学生を終えれば、社会の中でどうやって自分の立つ場所を

見つけられるのか。結婚、子供、海外転勤。女の20代はなんて忙しかったん

だろう。 

 

そして、36になった時。とんでもない才能のピアニストに出会って。

意を決して、本当に意を決して「教えて下さい」と門を叩いた。そして言われた

ことは。「あなた、モーツァルトのオペラ、幾つ見ました?」・・・

 

オペラというもの、私の年代の日本人には、一番遠い所にある科目ではなかった

ろうか。何しろ、日本人が演じるオペラは、まだまだ発展途上にあり、外国からの

「来日公演」は、それこそ「高峯の花」だった。(高値の・・でもあって)

しかし、そのハンガリー人ピアニストに言わせると、「モーツァルトの曲を

弾こうと言うのに、彼のオペラを見たことがない、なんて考えられないわ」と。

 

 今では「まったく以てごもっとも。当然至極です」と思います。が、しかし・・・

 

そうしてしばらく、私はオペラを見まくった。当時はまだDVDが主流ではなく、

レーザーディスクかビデオの時代。本物も、お財布はたいて観はしたが、とても

追いつきませんからね。

 

そうこうするうち、マリア・カラスの盛名を知ることになる。初めて接した時は

驚きましたね。「何なの、この人」って感じ。すごい声量、技術、図抜けた容貌

等など。加えて、ギリシャの大富豪・アリストテレス・オナシスとの華麗な恋。

アオナシスの前・アメリカ大統領夫人・ジャクリーヌ・ケネディとの電撃結婚

etc・etc。 話題豊富な事と言ったら。

 

しかし、今回のクロニクル的映画で、この歌手のとんでもなさを改めて思い知った。

映画には、沢山の彼女の最盛期の舞台での熱唱が取り上げられるのだが、どれを

見てもとにかくすごい! 彼女の素晴らしさは、声の中に住んでいる得も言われぬ

「抒情」だと思う。本当にその役の「心情」をカラスは、天から与えられたその「声」

という資質を使って、余すところなく吐露する。 多くの人が彼女の歌う劇中人物に

涙したというのもうなずける。

 

 このブログを読んで下さっている方も。どこかで見つけて、観て下さるといいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



マリア・カラスを知ってますか?

2019.1月。 「私はマリア・カラス」という映画を見て来ました。仕事先の

博多で。ちょっとした時間の切れ目に。

この、20世紀最大の天才歌手が没して42年、今にしてまったく色褪せない

彼女の才能に改めて出会えた幸せな2時間だった。

 

 私は若い頃を、オペラとはほとんど無縁に過ごしてきた。唯々、自分の

目の前の勉強に追いまくられていたからだ。「音楽で生きて行きたい」と

思い染めた中学生の頃。高校・大学の受験。大学生時代の恩師の、強烈な

「シゴキ」・・ 学生を終えれば、社会の中でどうやって自分の立つ場所を

見つけられるのか。結婚、子供、海外転勤。女の20代はなんて忙しかったん

だろう。 

 

そして、36になった時。とんでもない才能のピアニストに出会って。

意を決して、本当に意を決して「教えて下さい」と門を叩いた。そして言われた

ことは。「あなた、モーツァルトのオペラ、幾つ見ました?」・・・

 

オペラというもの、私の年代の日本人には、一番遠い所にある科目ではなかった

ろうか。何しろ、日本人が演じるオペラは、まだまだ発展途上にあり、外国からの

「来日公演」は、それこそ「高峯の花」だった。(高値の・・でもあって)

しかし、そのハンガリー人ピアニストに言わせると、「モーツァルトの曲を

弾こうと言うのに、彼のオペラを見たことがない、なんて考えられないわ」と。

 

 今では「まったく以てごもっとも。当然至極です」と思います。が、しかし・・・

 

そうしてしばらく、私はオペラを見まくった。当時はまだDVDが主流ではなく、

レーザーディスクかビデオの時代。本物も、お財布はたいて観はしたが、とても

追いつきませんからね。

 

そうこうするうち、マリア・カラスの盛名を知ることになる。初めて接した時は

驚きましたね。「何なの、この人」って感じ。すごい声量、技術、図抜けた容貌

等など。加えて、ギリシャの大富豪・アリストテレス・オナシスとの華麗な恋。

アオナシスの前・アメリカ大統領夫人・ジャクリーヌ・ケネディとの電撃結婚

etc・etc。 話題豊富な事と言ったら。

 

しかし、今回のクロニクル的映画で、この歌手のとんでもなさを改めて思い知った。

映画には、沢山の彼女の最盛期の舞台での熱唱が取り上げられるのだが、どれを

見てもとにかくすごい! 彼女の素晴らしさは、声の中に住んでいる得も言われぬ

「抒情」だと思う。本当にその役の「心情」をカラスは、天から与えられたその「声」

という資質を使って、余すところなく吐露する。 多くの人が彼女の歌う劇中人物に

涙したというのもうなずける。

 

 このブログを読んで下さっている方も。どこかで見つけて、観て下さるといいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



ある音楽高校生との1年半

 そのお嬢さんが、私の生徒の紹介でわがスタジオへやって来たのは、1年半程前のこと

でした。

ある音楽大学の付属高校の1年生。音大付属中学から高校へ進んだ所で、私の専門である

「音楽理論科目」の授業内容が急に難しくなって、困っている。何とかこんがらがった頭の

中の糸をほどいて欲しい、というご依頼。

 

高校1年、というのは実にいいタイミングです。子供であり過ぎることもなく、とても

吸収力のある年代ですから。

付き合って見ると、この学校の勉強内容はなかなか緻密で、クラスの仲間の程度も高い様子。

「いい学校に通ってるのね」、なのですが、それだけにちょっと気を抜くとすぐに「今の

話なに?」って具合に、不安な思いが膨らんでしまうらしい。

 

幸い、彼女は頭の片付いた子で、こっちの話を理解するのも早い。何に困っているかを説明

できない子が多いのが、私の専門分野の特徴なのですが、このお嬢さんは「ここから解らなく

なった」というポイントを教えてくれるので、仕事がやり易かった。

それでも、課せられる課題内容はなかなかのもので、一緒に挑戦し、何とか自力で答えを

出せる所まで手を曳いてゆくのは、そう簡単ではありませんでした。

「たまたま、コーチを見つけられたあなたはいいけれど、ガイドなし・でこのペースに追い

付いていくのは、大変ねぇ」と、よく二人でためいきをついたものでした。

 

 和声法の捕え方の解説、解答の書き方、実作の添削・・・ 一緒にする作業は沢山あります。

しかし、楽しいですね、こういう仕事は。若くて、吸収力のある頭と付き合っていると、自分も

元気が出ますから。

 

そうして時が過ぎ、彼女は春には3年生。いよいよ専門のピアノにより多くの時間を割かねば

ならなくなって、私の許を"卒業"して行きました。

基礎理論の勉強に「目鼻がつき」、そろそろ大学での希望の形を手に入れるには、ピアノに注力

したい、とは、当然のことではあります。

「そろそろ、弾く曲の分析に進もうかなぁ」と考えていた私には、ちょっぴり名残惜しい幕切れ

ではありましたが、いかに内部進学とはいえ、受験生であることには変わりがなく、いわば

正念場を迎えようとしている彼女の背中をたたいて送り出したのでした。

 

 私の希望は、高校生位から和声法をきっちり仕込んで、大学に進む頃には「楽譜の裏側が読める

人」になっていて欲しい、というものです。このお嬢さんはかなり順調に進歩してくれていたので、

さて、これから・の時だったのですが。まぁ、自分の力でしっかり立てる大人になって欲しいもの

だと思っています。

 

 高校生の内から「和声法」の大切さに気がついてくれる子が、これからも増えていってくれると

いいのですがねぇ。それには、親御さんの理解と、楽器の先生の後押しが必要です。

大人同士の連携の道も探らなくては。       2019.2.月

 

 

 

 

 



2019.2.19. 滋賀・唐崎 曲の分析

 
   2019.2.19.(火

      滋賀県・唐崎クラス               

    

       塾生たちの熱心な希望に動かされて、このメンバーにとってはかなり久し振りの
   「バッハ平均律・フーガの分析」を再開しています。
      
フーガの分析を、納得の行くまで付き合って教えてくれる教師、というのは実に少ない。これは誠に大きな不幸です。
     私が14歳(中学2年)から大学卒業まで、ピアノを教えて頂いた「遠山つや先生」は、20世紀ドイツ・ピアノ
     界の重鎮・エドヴィン・フィッシャーの弟子だった。第1次大戦後のベルリンで、フィッシャーのクラスに
     日本女性が、と考えるだけでワクワクしてしまう。我らにとっての大変な先達だった方です。
     
      エドヴィン・フィッシャーと言えば、バッハの演奏に定評があり、私も初めてフィッシャーのバッハを、復刻された
     CDで聴いた時は、本当にゾクッとしましたよ。 何とも言えない風格があって。
      従って遠山先生のバッハのレッスンはとても厳しいものでした。おまけに私が作曲科の学生、ときているから
     ピアノ・レッスンにフーガを持っていく度に「ここはどういう形になってると思う?ちゃんと考えて、調べて、
     解って弾きなさいよ」と仰られた。

     一方、作曲の師・矢代秋雄先生がこれまた、大のバッハ好き! 勿論、分析は細かく教えて頂いたし、ユニークな
     指使いの知恵とか、曲の理解についての発見とか・・・「ねッ、君ィ。ここの所、どう弾いてる?僕さぁ、ふっと
     思いついたんだよ!ここ、こういう風に解釈すると、曲がかなり姿を変えてみえるだろ?だからぁ・・・」
     こういう時の先生は本当に嬉しそうで、まるで小さい子供が、石ころの宝石を見つけた時のようなのでした。
     そんな風に、とても幸せな学生時代を過ごしたものだから、バッハの楽譜を読んでいることは、本当に面白くて
     仕方がない。

     しかし、世間一般、ピアノの先生をしている若い人たちの多くは、「バッハは苦手」という人が案外多いのです。
     特にフーガは難解だ、と思われているようです。その「思い込み」(あなたがお持ちでなかったら何よりですが)
     を打ち破りたい、とクラスでの勉強を再開します。
新しい方の参加を歓迎します。

     とりあげる曲: 2019.2.19.  平均律1巻のNo.6

   京都・大阪・博多と、次第に広がる「土田塾」の滋賀版。JR唐崎駅から徒歩8−9分の距離です。
   興味のある方の見学を歓迎します。

    次の回 2019. 3
.19.(火)


   HP「お問合せ」からお申込み下さい



説き語り音楽塾 in 練馬は 2018.10/2に新規開講しています

2019年1月からの予定。

 

・2019. 1/29(火) 10:00~12:30

・    2/ 5(火) 10:00~12:30

・    2/26(火) 10:00~12:30

・    3/12(火) 10:00~12:30

・            3/26(火) 10:00~12:30

 

 音楽史の把握は、音楽を学ぶ上でとても役に立ちます。

 こちらのクラスを、是非一度、ご見学下さい。

 

 2018年度の「説き語り音楽塾」は、10月2日に開講します!

これまでの通り、「フランス様式の和声法を学ぶ」は、そのまま継続しつつ、残りの時間で
グラウト=パリスカ著 「新・西洋音楽史」を読んでいます。私の解説を少々まじえつつ。
まずは「ギリシャ人は音楽をどう捉えていたのか」・・・
21世紀の現代人に、何のかかわりがあるの? とお思いの方もあるかも知れませんが。
いえいえ、これが面白い。私たちが「クラシック音楽」と呼び慣わしているものは、大方
「16世紀後半からの時代に、中西部ヨーロッパで愛されていた音楽」かと思いますが、
ヨーロッパの文化文明の源、ギリシャの人々の世界観を知ることによって、その源流とは
何だったのかを想像出来る。 ワクワクするような知の冒険です。
2016年の10月から始まった、私にとっては7年ぶりの、楽しい心旅が続いています。
2018.10月の新学期開講現在、第1巻が終わり、第23かんに入りました。なかなか面白くなって
来ています。
年度途中からの参加も歓迎します。
途中からの参加もまったく問題はありませんので、是非、一度このクラスを覗きにいらして下さい!
    (すべて火曜日)
 
 
 
 


2019.2.21.(木) 博多 いつもの音楽史


2019年
    2
月21日(木)10:00〜13:00

    

  会場:JR 箱崎 徒歩5分   田中音楽教室にて

   ●
10:00〜12:30  
    
 

   昨年からは始めた「はじめての音楽史」(片桐 功・久保田慶一他 共著)が

   面白い!

   
        音楽の始まりであるギリシャ、次にものすごい広さの大帝国を

   築いた紀元前の古代ローマ帝国の時代、そしてキリスト教が

   すべてを覆い支配した中世のこと。
   音楽の歴史を外側から包んでいる「ヨーロッパ・って何なのだろう」

   という疑問を解きほぐしてみたいのです。
   一層の「知の世界旅行」を試みて。

    

    更に。 お知らせです。最近はピアノが使える会場が取れましたから、

    昭和の日本が生んだ天才作曲家・三善 晃氏が初めてピアノを学ぶ人に

    遺して下さった「三善・メソッド」を1巻からひも解いて、これまで我々が気付いて

    来なかったポイントを拾い上げて行きます。

    ピアノの先生方、ご自身を再発見するために、お弟子さんに、新しい素敵な

    プレゼントとしてのレッスンを展開するために、ご一緒に学んでみませんか?

          三善 晃 氏は、私の師匠・矢代秋雄 の大親友でした。

    音楽史を90分、メソッドを60分の予定です (12:30終了予定)

    新しい方の見学を歓迎します。
   
 ・次の回: 2019. 1
月17日(木)    会場は田中音楽教室にて 

          三善メソッド2巻と6巻から

           


 ・次の次: 2019. 2月21日(木)    会場は田中音楽教室にて 

         

  申し込みは「問合わせ」からどうぞ。

  ● 
  個人レッスン (ピアノ・楽曲分析・和声法)  
     今月は一人のレッスンを予定。見学をご希望の方は
     ご相談下さい。今の所、もう1コマのピアノ個人レッスンを募集しています。



2019.2.20.(水) フランス式和声法を学ぶ in 博多

 

 フランス式和声法を学ぶ in 博多

2019. 2.20.(水) 10:15~12:30


会場: 博多市東区 なみき音楽場   JR千早駅前

 テオドール・デュボァ の「和声法」からフランス方式の和声法を学び始めた私たち。
 今は少し進化してアンリ・シャランの「380の和声課題」への取組みも次第に板に

   ついて来ました。
  

 初めての方には、土田京子の「説き語り和声法」(今は「和声法がさくさく理解できる本」という

 タイトルの文庫本)をテキストに選ぶ方も。初心の方も歓迎します。

 土田の2冊めの和声の本・「スーパー和声法」は、2018.8.20.「和声法がぐんぐん身につく本」と

 して、こちらも文庫本になりました。こちらは課題が充実していて好評。こちらから始めるてみても

 いいですね。

 進度はさまざまで、和音外音を駆使する人、初歩から一づつ小石を積み上げていく人・・・

 違いを見聞きしつつ、自分の歩を進めるのは楽しい。

 

  2018.11月は「楽曲を観察する」の月でした。 Beethoven の交響曲「運命」を分析した

  のですが。

  担当に当たった2人の努力は凄かった! 素晴らしく整頓された分析を書面として用意し、細かい

  展開や変奏をとらえるために書き抜き(主要なメロデイーを書き抜く)にした一覧が一同に提供

  されたのです。

  私は嬉しかったですねぇ。すべからく、勉強というのは準備がすべて、ですから。

 

  現在、「曲の観察」は弦楽四重奏を取り上げています。オーケストラのスコアのなじむ前段階の

  充実を図ろう、という訳です。

 

  次回・・ 2019. 2.20.(水)は Haydn  弦楽四重奏曲「皇帝」の1・3楽章

  次々回・・  2019.   3.20.(水) は和声の月。 

  和声法を学ばないで、西欧古典音楽を演奏することは出来ません。
 音楽の成り立ちを内側から支える「和声法」それなのに、この西欧伝統の音楽
 技法ときっちり向き合い、「手を取って」教えてもらえる場所は、本当に
 少ないのです。新しい仲間の参加を歓迎します。

  素敵な仲間のおかげで、10年以上も続いている貴重な勉強の場。
 メンバーは変わっても、学ぶ情熱が受け継がれていることは素晴らしい。
 どうぞのぞきにいらして 下さい。        

 

⁑ 和声の月には銘々が、書いて来た課題を土田が見て問題点 を指摘する。
  仲間との見比べによって自力で問題点を見つけて行く人もいます。

  1か月に1度しか会えないので、その間は「通信添削」で補います。
 
⁑ 昨年末から我らの新しいメンバーになって下さった二人も、すっかり馴染んで、
  たのしく勉強を続けて
います。  嬉しいこと。                   

   あなたもどうぞ、見学にいらして下さい。
   
申し込み・当HPの「お問い合わせ」からどうぞ。



「音楽の読み方・さらい方勉強会」2019.1月23日(水)

この勉強会は「楽譜からどうやって音楽を読み解くのか」が勉強の主眼です。
毎回、熱心に聞いて下さる会員に支えられて、私自身も、新しい発見もあり、楽しく勉強しています。


 まずはBach Invention ・2声 から始めて3声・Symphoniaに挑みました。

 2声と3声は単純に「声が一つ増えた」ということに留まらない意味があります。「3声の1番」

では、まずは2声を歌うことをみっちり実践。複数の人と声を出して歌いあってみると、本当に

いろいろな発見があるものです。3声に増やすに際して、ちょっと躓きそうになるのは内声のとらえ方。

これは慎重に、本当に神経を集中して「心の中に降りて行って聴く」を実践して欲しい。

 かなりフーガに近い構造を持つ3声・3番を学び、3声・Symphoniaの中でも最も魅力的で、しかし

演奏するには最も注意深くなければならない9番に挑戦。会員の一人の素敵な演奏もあって、大変充実

した例会を持ちました。

そして、いよいよFuge に分析に進みました。この「フーガ」というもの、どうしてこんなに敬遠される

のだろう、と思う位、「敬して遠ざけられて」います。それは、この最高度に洗練された対位法様式に

よる楽曲の構成を、きちんと教えてくれる人が少な過ぎるから。

ご一緒しませんか? フーガを自信を持って弾くために。あの、素晴らしい J.S.Bach の音楽をもっと

もっと楽しむ為に。 

 新しい仲間を待っています。どうぞ、覗きにいらして下さいナ!

           

Bach 平均律第1巻8番 のフーガは、難しかったぁ〜! 一同、必死に頑張りました。これも

よい経験。 9番は素直な出来なので、皆もやっと自力で解析できました。

この所、新しい方がいらして下さることが増えて、楽しく学んでいます。

 

と続いて来たこの会。「少し他も見てみたい」という会員の声に応えて、しばらくバッハをお休みします。

新年から「和声を基にした音楽」へ軸足を移して。

 

「普段生徒に教える曲の分析と演奏の結びつきを探ろう」プロジェクトが快調です。 実は、これが

私が一番やりたかった分野なのです。ご一緒に探検してみましょうよ!

 

 2019.1.23.(水)   Haydn Piano Sonata  Hob.⒃-8, 23.

 

       
    参加費: 3回一括  12,000円
        1回毎    4,500円

 



説き語り音楽塾 2018年秋〜2019.夏学期 開講しました!

説き語り音楽塾  は、始まった時から外国風に「秋学期はじまり」

なんです。例年、7月の末、遅くも8月のお盆前には終了しています。

 

10月2日(火)に 新年度の開講しました。新しい方のご参加を

お待ちしています。

 

内容は:

1. フランス風儀の和声法を学ぶ

  まったくの初心の方は、土田京子の「説き語り和声法」(現在名・「和声法が

  さくさく理解出来る本」)を読み、課題に挑戦する所から初めて頂きます。 

  更に課題集でもある「スーパー和声法」(現在名・「和声法がぐんぐん身につく

  本」)に進み、それを書き終えたらパリ国立高等音楽院教授であった、和声法の

  大家・Hanri  Challan (アンリ・シャラン)の「380の和声課題」に進んで

  もらいます。 以前に学習歴のある方は、それの復習から。入り方はそれぞれの

  方のニーズに合わせてスタートしましょう。 このプロセスは、まったく個人

  ごとにコーチをし、足りない部分は通信添削で補います。

 

2. 音楽史を学び直す

  2016年の途中から、バッハのフーガの分析を完了しましたので、音楽史に

  入りました。「クラウト=パリスカ 新西洋音楽史」をひも解いています。

  2018年10月の新学期、「初期バロックの音楽」の辺りを読み込んでいます。

  学生時代に一通りの講義は聞いたけれど、今やさっぱり覚えていない、と

  いう人。私は音楽学校へは行かなかった、という人。どうぞご参集下さい。

  土田自身、学生の頃にはまだ音楽史の重要さを本当には解っていなかったの

  ですから。そして、大人になり、教師になり、より深く音楽と向き合うように

  なってしみじみ「これではいけない」と感じた。そこで塾生をけしかけて

  いっしょに勉強を始めたのがおよそ30年前。やはり、人間真剣に学べば

  次第に歩いている道が明るくなるものですなぁ。 本当にいろいろのことに

  気が付き、読む本の範囲が広がり・・ 今は楽しくてたまらないのです。

  

  よい演奏をする為には分厚い「裏打ち」がなくてはなりません。その絶対の

  第一歩が和声法の基礎知識。 次が楽曲形式への理解、そして音楽史です。

  一つ、一つ、ご一緒に歩いて行きましょう。ご参加をお待ちしています。

 

  当HP の「お申込み」からご連絡下さい。

 



1年ぶりの小林・上田Duoを聴く 2017.4.15. 東京 白寿ホール

2016年6月に同じホールで聴いた小林美恵・上田晴子の室内楽の感激は深かったが、1年後の2017.4.15.に再び至福の時を

味わいました。

 

今回は小品ばかりを集めたプログラミング。

・ クライスラー: ウィーン奇想曲 Op.2.

・ クライスラー: ラ・ジターナ

・ ファリャ:(クライスラー編曲)スペイン舞曲 第1番  などなど。 

 

 会場の誰もが1度や2度は聴いたことがある、と応えそうな、ポピラリティーのある曲が並ぶ。

 

Beethovenのソナタ、や Ravel のソナタが並んだ2016年と、かなり趣向の違った打ち出しである。  切符は完売し、

会場に空席はない。 まずは順当な滑り出し・・と思って聴いていたのだが、段々、二人の術中にこちらが囲い込まれて行く

という気分になって来る。 サン・サーンス のハバネラ の切れのいいリズム。二人が本当に楽しそう。 あぁ、と、初めて

上田晴子とブルーノ・パスキエ(Vla)の圧倒的なDuoを聴いた、20数年前の至福を思い出していた。二人は舞台の上で、無心に

“遊んで”いるかのようだった。二人にだけ見えるボールを投げかけては、キヤッと叫んで受け止めているかのように。「こんな球、どぉお?」「おやおや、そんな風に来るのかい」「ほら、こっちからこういうのもいいでしょ?」

そうかぁ・・合奏ってのは、こんなに楽しく心弾むものなんだなぁ。決して一人では出来ない、音楽の愉しみ。初めてであった頃から考えると、上田さんの音楽は、どんどん進化している。毎回、音楽会の度に何かが新しいのだ。

 

今回は、(元々そうだったのだけれども)本当にこの人の音は美しい、と心の底からため息をついてしまった。

私は常々、一緒に勉強に来てくれる若い人に云い、云いしている。「音楽の持つ美質の中で、最も尊いのは音色と、歌い振りだ」と。

上田晴子という音楽家を追っかけて、およそ20数年が経った。この人の、この2つの角度からの魅力は本当に進化を止めない。

他にも様々な魅力を振り撒いて、われわれファンを魅了してくれる人なのだが、今回、殊にこの2点に酔い痴れさせてもらった。

 

シマノフスキーの「夜想曲とタランテラ」が始った途端、ピアノの低音の響きは、あれは、一体・・・全身を耳にして、その

「甘露」を味わい尽くそうと彼女の音の世界へ一緒に降りて行く。「演奏を聴く」「音楽を共有する」というのは、こんなに

素敵な事だったんだ、と。

 

小林美恵さんの進化振りにも舌を巻いた。 元々、絶妙に”うまい人”なんだが、今回はその音の美しさに加えて「うたう」ことの

深さと快感に酔った。「作品を隈なく歌い尽す」という言葉が、聴きながら心に浮かんだ。

 

ファンの幸せ、を深く思い出させてもらった午後でした。

 

 

 

 



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