通信添削の新しい展開 ビデオで話そう!!

2020年3月末から5月25日までの丸2か月。 我々は新型コロナウィルスに

襲われて、友人との接触を阻まれて暮らしました。

 

 何と言っても、人と会うこと、が仕事だった私が、家族以外の人間との

接触を極力絶って暮らしたのですから、相当なストレスです。

 

 始まりの頃は、まだ何が何だか分からずに、急に降って来た自由時間に

目を回しながら、やりかけた仕事に集中。幸い、ちょっと神経を張り詰める

作業があったので、時間を持て余すこともなかった。

 

 生徒は見事に、一人もやってこない。出かけて行くのもダメ。

1か月近くたった時、これはマズイぞ、と思い始めた。

私が音楽理論の教師として働いてきた中で、一番情熱を注いだのは、演奏を

する人々に、「自分の弾いている曲を理解し、深く掘り下げてから弾いて

下さいね」という点に心を注いでもらう事でした。

 

 その第一の道具が「和声法」なんです。

叫び続けたこの願いに、耳を傾けてくれる弟子が、この所ぼちぼちと増えて来て

東京、関西、博多と嬉しい成長を見せて私を喜ばせてくれています。

その、折角「出て来た芽」が、1か月レッスンに行けないだけでもよくないのに、

どうやら2か月目も行けるかどうかあやしい。放っておくと、やる気がなくなっては

大変だ、と。 もともと私のクラスでは、月に一度しか会えないのを補充する意味

での通信添削と、いろいろな事情で、私に会いには来られない(遠隔地の)人などを

対象にした「通信添削倶楽部」がありました。

 

 この「強制された長期休暇」から立ち上がるために、ある生徒から提案があった。

「先生、私たちは自分の生徒対象に、オンセライン・レッスンをしているのです。

和声は、オンラインでレッスンするの、可能ですよ。やって下さい」と。

 

 元来がアナログ人間であり、仕事については頑固なところのあるわたくし。

「テレビ電話でレッスンなんて、私には無理だわ」と喰わず嫌いを通していた。

しかし、今回の災難は、そんなことを云って居られない。しからば、と周囲の

篤い支援の許(機械の取り扱いに慣れさせてくれた、家族に感謝です)チャレンジ。

 

 これが、よかったのですよ!!  相手の生徒さんたちとも「このやり方、いいわよね」

と言い合って。 今や、若い人のほとんどが使っているスマホがあれば、ラインが

使えます。通信添削で加筆・修正した楽譜を返送する前に、私はコピーを取っておく。

(この手間が増えるだけのことです) そして、添削された解答を受け取った生徒は

私にビデオで話す時間の予約を取って、電話をくれます。

これのビデオで、相手の顔を見ながら「​OO小節の何拍目ねぇ・・・」とレッスン

するのです。今の機械の性能は素晴らしく、しかも電話代を心配しないでいいのが

有難い。 すっかりこのやり方が気に入りました。

 

 私に、関西地方に住む女医さんの生徒が居ます。私が関西へ行く日の和声クラスに

いらっしゃいよ、と云っても平日の午前中、勤務医に自由時間はありません。

会えるのはごくごく稀なチャンスでしかありません。しかし、熱心な人で、しばしば

通信して来ていました。で、早速彼女にも「私、こんなこと始めたの」とメール。

そして、初めてビデオレッスンしての彼女の感想。「せんせ、ほんま、宜しいなあ、

これ。こんなんやったら、はじめっからこれでお願いしたら早かったですねぇ」と。

 全く同感です。 自分の喰わず嫌いをしみじみ 反省したのでした。

 

 東京から遠い所にお暮しの方で、和声法を勉強したいと思っておられる方は、

ぜひ、私の「通信添削倶楽部」に参加して下さい。

 



言葉にならない位 素晴らしい音楽会を聴いた!

        2020.3.19   アンドラーシュ・シフ   リサイタル

                            オペラシティー

 

 新型コロナウィルスとやらで、どちらを向いても音楽会のキャンセル。

その嵐の中、敢然と催行したカジモトに敬意を表する。

 

 演奏は。「神々しい・唯 神々しい」   

聴きながら、心に浮かんだのはこの言葉だった !

 

今からおよそ30年前。40を少し出たころのシフを、松戸の聖徳學園ホールで聴いた。

Bartok の「戸外にて」がとてもよかったのを覚えている。

 

 そして、30年。シフも67歳になり、私の前に立ち現れた。毎月、唐崎(滋賀)での

研究会で彼のBach・平均律を聴いて、そのあまりの彫琢の深さに感動。どうしても

聴きたくて、大奮発、13000円の切符を数か月前に買っていたのだった。

 

 キャンセルか、とハラハラしながら迎えた当日。早々に会場に着き、待機。

 

しかし、素晴らしかった。まず、この人の音の美しさ。音楽なんだから、音が美しい

事が何よりも優先。そして、曲に対する理解・同化。自分の中で愛しきったものを

聴き手に零してくれる、この親愛。私は唯、彼の懐に抱きとられて、目を閉じ、

心だけを呼吸させて、母の乳を待つ赤子のような時間を楽しんだ。

  言葉に出来ない時間。

 

 この音の玄妙に、わが愛する、ベーゼンドルファーが、大いに力を貸していたことを

思う。製作者・・ 調律師・・ そしてシフの希望により、演奏の合間の拍手はしないこと

が告げられた。将に「静寂が音楽を生む」  会場からは一つのしわぶきも聞こえ

なかった。すべての人が、彼の届ける音楽に同化していた。

 

曲目

  1. Schumann   精霊の主題による変奏曲 Wo 024
  2. Brahms     3つの間奏曲  Op.117
  3. Mozart     ロンド a moll K.511
  4. Brahms     3つのピアノ小品  Op.118

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・休憩 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  1. J.S.Bach    平均律第1巻 24番 Prelude+Fuge
  2. Brahms     4つのピアノ小品  Op.119
  3. Beethoven  ピアノソナタ 26番 Es dur  告別  Op.81a

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここまでだって「神様との時間」だったのに。 アンコールが6曲!!!

 

  • J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲 BWV988から アリア
  • Mozart: ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545から 第1楽章
  • ブラームス: アルバムの小品
  • シューマン: アラベスク op.18
  • シューマン: 「子供のためのアルバム」op.68から 楽しき農夫
  • シューベルト: 即興曲 変ト長調 D899-3

ただ、ただ、今日自分が生きていて、この会場へ来られたことを

神に感謝した。

 

 

 



長い家籠り! 皆様にもご無沙汰しました。

いやはや、前代未聞の災難です。新型コロナウィルス。

日本中の方が、等しく耐えた長い時間。

 

私も最初の内は「あらあら~~」程度の困った感、だったのですが。

4月7日、とうとう出てしまった緊急事態宣言。こうなれば仕方がない。

 3月終り頃から、ちょっと纏まった時間と集中を必要とする仕事が

ありまして。PCの前に座り込んで2週間を暮らしておりました。

3月から4月の最初までは生徒も来ていて、いつもとあまり変わりは

ない生活。

 

 ところが4月7日から、ガラリと生活が変わってしまった。

3月2日、極く親しいピアニストの、とても楽しみにしていたリサイタル

がキャンセルされたのを皮切りに、ぽつぽつとキャンセルのお知らせ。

この辺まではまだ、呑気で「へ~~、延期なのぉ」程度の受け止めでした。

しかし、4月も10日を過ぎると、本当に嵐のようなキャンセルの通知。

 

 このところの私は「出来る限り、音楽会には行こう」という気分で

ご招待頂くと、ほとんど「伺います」の返事を出していた。普段は

いろいろなことに引っかかって「悔しい、惜しい」と思いながら

聴きたい方の会をもお断り、という事が多かったのですが。時には

生徒に無理を言って日程変更。音楽会を優先させていたのでした。

 

それなのに、それなのに。かなり残念な「買ってあった切符」を

泣く泣く払い戻しに応じる騒ぎです。

 

すっかり予定が空きまくり、普段は黒々と書き込みに満ちている私の

手帳に赤ペンで「キャンセル」「~~に延期」がずらりと並んで。

完全家籠りの始まりです。

 

高校から電車通学して、大学・社会人の生活を通してン十年。こんなに

電車に乗らなかったことは初めてですね。

で、これはいかん、と散歩することにしました。夫と二人でせっせと歩く。

幸い、私の住んでいる東京の西・北地域は、まだまだ緑が多く、歩き回る

住宅街は静かで美しい。「不要不急の外出」とは思いません! と、2日に

1度は8000歩を目標に歩いた。リュックを背負い、中には水筒。普段は

自転車がほとんどですが、歩くというのはいいものです。

まず、普段は見過ごしている町内の変化に気が付きます。「おや、こんな

所に新しいマンションが」とか、「この花、何ていうの?」と、私と違って

花に執心の深い夫に聞きながら歩く。 とても新鮮な体験でした。

 

 疲れると、バス停のベンチで休み、ちょっとカフェに入って。

まだ、カフェが開いていたのですね。4月10日位までは。

所が宣言から2-3日で、一つ、また一つとそれらが閉じて行きます。

それなら、普段なかなか行けなかった銀行の用事をと、届け出をさぼって

いた用事を済ませようと出かけて行って驚いた。 入口にはマスクは勿論、

更にフェイス・シールドをつけた行員が、入場制限をしている。ATMに

並ぶのにも「ここまで離れて」と厳重です。ふ~う、すごいなぁ。そして、

届け出みたいな、ちょっと手間のかかる用事は「大変申しかねますが、

現在は普段の半分の人員で廻しているものですから、もし、お急ぎで

なかったらこの状態が回復してからでは、いけないでしょうか」と、

やんわり断られてしまった。初めての経験。はいはい、失礼しました。

こっちは暇だから普段できないことを、なんて考えるけれども、そりゃあ、

先方には迷惑千万。大変失礼しました、と帰って来た。

 

こうなりゃあ、家の中のことするしかないな、と30年も溜まっていた俳句の

整理をすることにしました。毎月7~10句発表しただけなのに、12か月

X30となると、相当なボリュームです。欠けている月を考慮しても。

でも、こんなことでもなければ、とても出来ないことですから、せっせと

働きました。やってみるといろいろな発見があります。

夫が側で「こうしてみると、俳句を作るってのは日記を書くようなもんだな」

と珍しくいいことを云う。本当にそうなんです。

はぁ、鹿児島へ旅したのは、この年だったか、とか、おやまぁ、5歳と3歳の

孫を連れて、ぢぢ+ばばで上野動物園へ行ってる!! なんて、思わぬファミリー

ヒストリーが。 コロナがくれたお土産・です。

 

それも、もう少しの辛抱、という所まで来ました。

有難いことに3月下旬から丸々2か月と10日ほど。コロナにも捕まらずに

風邪も引かずに過ごせたことにほっとしています。

 

また、少しづつこのブログも書いて、皆様とご一緒したいと思っています。

どうぞよろしく。

 

 

 



ムジカ・ノーヴァ 「土田京子のティーチング・プロジェクト」好評裡に終わる!

  前にもご案内しました、音楽の友社・フェニックス会議室で行われた、

「土田京子ティーチング・プロジェクト」。思いのほかに大勢の方にお越し頂き、

盛況でした。有難いことです。

 

 2018年夏から、雑誌「ムジカ・ノーヴァ」に「和声法学び直し塾」を連載して

います。その連載の始めに私から編集長にお願いしたことは。

「しばらく書いたら、是非とも対面授業のチャンスを作って欲しいのです」という

ことでした。私は何冊かの和声法の本を既に出版していますが、和声と云うのは

何としても対面で説明し、質問して貰い、実習してゆかないと、実際の感覚が

つかめない。 ムジカ・ノーヴァは、沢山の現役ピアノ教師に読まれている雑誌です

から、現役の先生方の教え方に和声法が役に立って欲しい。また、一番早く、そこへ

行き着ける媒体だ、と思っている訳です。

 

 雑誌で広報し、当日は会場を提供して頂き、社員の方々を動員して頂き・・と

かなりな手間のかかる企画。快く実行して下さった編集長及び、社員の方々に感謝

です。

 

 当日。会場に3~4名の壮年の紳士の姿。ちょっと目立ちましたね。 後でこっそり

聞かれましたよ。「先生のお弟子さんですか?」 まぁ、弟子と云えば弟子。最近

なかなか賑やかな「和声法・通信添削倶楽部」のおじ様方だったんです。 私も初めて

お目に掛かる方々。なかなか一人づつはお目に掛かれないので、ああいう折に「はじめ

まして、こんにちは」と。 この通信添削倶楽部も面白いのですよ。全国各地に飛び火

しています。 和声法は、最終的には「対面授業」が欠かせない。けれどもそれを言って

いたのでは、話が前へ進みません。初めは大変ですが、通信で少しづつ慣れて頂いて、

時にはこうしてお目に掛かれれば、相手の方の現状も把握できる。

 

先月の大阪で。少し時間にゆとりがあったので、大変熱心に課題を見せて下さる男性に

お目に掛かりました。お医者様だ、という方。着席するなり取り出された、私の著書。

その「使い込まれ振り」に感動しました。こんなに一生懸命読んで下さっているのか、と。

 

和声の事が解りたい、と思って下さる方は沢山いらっしゃるのです。元気づけられました。

 

編集長によれば、幸い、ティーチング・プロジェクトの滑り出しは上々で、お出で頂いた

方からの評判は悪くなかったようです。

 

次のチャンスを待ちます!

 

会を終えて。手伝ってくれた助手クンとすぐ前の「珈琲館」で軽い食事を摂っていると。

おや? 会場でお会いしましたね、の方が。 どちらからともなくお話をして。何と諏訪から

日帰りでいらして下さった由。嬉しかったですね。 軽井沢の親類の家で「お出会い

レッスン」をしよう、なんて、盛り上がりました。私も度々そこに滞在するし、彼女も

軽井沢までなら気軽に出かけられます、なんて。

 

 更に後日。参加者からご丁寧なメールを頂いた。「当日は仕事で少々早退して失礼した。

とても楽しく聴いた。和声がこんなに身近に思えたことは初めて」とこれ又、嬉しいコメント。

この方は都内在住とのことで、又、何かのご縁が出来そうね、と云い合っている。

 

 一つ、行動を起こせば、次の波紋に出会えるのですね。

 

 「和声と仲良くなって下さいナ、きっとあなたの演奏とティーチングの有様が素敵な

変化を見せるから」・・・という私の積年の主張と願いを実現するきっかけを下さった

ムジカ・ノーヴァ関係者に改めて感謝したことでした。

 

 

 

 

 



英国王立音楽検定を知っていますか?

皆さま、ご存知だといいのですが。

 

英国王立音楽検定。まだ日本ではそれ程知られてはいない検定です。

 

私はこの制度と不思議なご縁がありまして。まず1972年、夫の転勤で

住んだカナダ・トロントでこの検定に出会いました。

初めて住んだ外国。1年の半分は雪に覆われている国で真冬から始まった

生活は右も左も解らないものでした。当時2歳半の娘を抱えながら、再び

ピアノ科学生として学んだ3年半は、実に新鮮でした。

高校まではピアノ科に在籍し、大学で作曲を学んだ私。

その中心にあったのが、「英国王立音楽検定」への挑戦だったのです。

 

その内容は魅力的でした。

まず、学生の最高レベルの試験を受けるように云われました。

演奏に置いてはバロック・古典・印象派・近現代のカテゴリーごとに

リストされた曲の中から選曲してプログラムを作ります。大体演奏時間にして

正味35分位。これを暗譜で演奏します。更に「技術があることを証明する」

テストがあり、膨大な数のスケールのテスト(これの準備がとっても大変でした)

と既定のエチュード。  両方をクリアして、最上級のDioloma に挑戦出来た

のは、第二のピアノ科生活が2年目に入った頃でした。

 

Diolomaのピアノ実技試験を受ける前に、和声法と対位法の試験、それに

音楽史の口頭試問がありました。これは、作曲専攻であった私には、まったく

苦にはならないものでしたが、日本の音楽大学で楽器を主専攻とした人だったら

相当程度にキツイなぁ、ということに大変驚きました。あのような試験に

対応すべき教育はまったく、なされていませんから。

 

そして、日本に戻って子育て、大学の教職、ヤマハ音楽教室の講師さん方に

和声や伴奏付けが出来るようにするべくの講習と、唯々仕事に忙殺される日々を

過ごして。2005年、当時の王立音楽検定の日本代表事務局から「手伝って

くれないか」とのお呼び出しがあったのです。

そして、諸々のお手伝いをして現在に至っています。

 

この制度について、興味をお持ちの方があれば、どうそお問い合わせ下さい。

ご説明します。

 

 

 

 

 

 



ちょっといい話

 

 

東京の地下鉄で、とっても嬉しい有難い駅員さんに会いました。

当節、一歩家を出れば、コワイ話や不愉快な人物に出会うことの何と多い事か。 電車の中で

だって、足を投げ出して座って、赤ん坊づれのご婦人や、辛そうにしている年寄りに気付かぬ

ふり、としか思えない傍若無人の若者も多いのです。 駅員さんだって、何か聞いても「私の

仕事を増やさないでよ」、ってな人も多いのですが。

今日はホント、素晴らしい人に出会ったのです。

で。あんまり嬉しかったので、お手紙を書きました。

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東京メトロ お客様センター宛。「御礼」

 

本日、2017.11.16. 神宮外苑の銀杏を見たいね、と夫と出かけました。お昼の12:25頃、

貴駅「明治神宮前」で下車、改札を出て地図を見ましたがなかなか解らず、改札口へ戻って

駅員さんにお尋ねしました。「渡辺さん」という男性でした。「ここの駅でない方がいいです

ねぇ」「歩けないですか?」「うーん、お歩きにはならない方がいいと思います。銀座線の

”外苑前”までいらしたら至近ですよ。もう、改札は出られてますね?でしたらパスモで目的駅で

清算だけ出来るようにしておきましょう。どこから乗られましたか?」「氷川台からです」・

何やら紙を書いて下さり、私共夫婦は目的駅で駅員さんにその紙をお見せしたら「追加料金は

ありません」と出場用の切符を下さり、無事に出場。美しい風景を堪能して参りました。

嫌な事の多い世の中ですが、こんな素晴らしい応対をして頂いたのは初めてです。

何とも心優しい、素敵な駅員さんにお会い出来て、今日は本当に幸せな一日でした。
駅長さま、職員の皆様の常々のお仕事ぶりが思われます。有難うございました。

 練馬区在住 OO倖三 京子

 

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そうしたら。即日、心温まるお返事が来ました。

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東京メトロお客様センターです。
 

平素より、東京メトロをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
また、お忙しい中、ご丁寧に、ご連絡をいただきましたことを重ねて御礼申し上げます。

ご返信は不要と承っておりますが、私どもにとりまして誠にありがたいお言葉を頂戴しました

ことに感謝いたしたく、恐縮でございますがお返事させていただきます。

この度はお忙しい中、お褒めのお言葉を頂戴いたしましたことを心より御礼申し上げます

このようなお言葉をいただきますと社員一同、より一層の励みとなります。

お申し出の内容は、ご利用いただきました副都心線明治神宮前駅の責任者に申し伝えますと

ともに、所属する他の社員にもお客様からのお声を共有いたします。


今後ともこの気持ちを忘れることなく、お一人でも多くのお客様のお役に立てるよう一層

努力して参ります
今後も、東京メトロをご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

東京メトロ お客様センター

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先日、新聞・ラジオで、顧客からの過剰なクレームに悩むデパートなどの販売員が多数ある、

との報道がありました。勿論、文句を言いたくなる販売員が居るのも事実でしょう。

明らかに正しくない応対や商品の不備があった場合は、それを糺すのは消費者の権利では

あります。が行き過ぎはいけないのと、逆に、今回のように思いもかけない程の親切に

出会った時は、きちんと、お礼を言いたい、と私は思う。

人の心は「相互通行」! 示された親切や真心を、きちんと受け止め合って生きて行くのは

楽しく、嬉しいものですもの。 本当に爽やかで素敵な方だったんです。その「東京メトロ」

の駅員さん。「渡辺さん・という人だったよ」と、しっかり名札を見ていた夫にも乾杯!

 世の中、少しでもいい事、楽しいことを見つけて暮したいものです。
 



和声法の実習を通信添削で・という冒険

 大変な寒波に驚かされた冬も、雛の節句を昨日と通り過ぎて、本当に三寒四温、はっとする程暖かい日が

あるようになりました。 私が27年来楽しんでいる俳句に、「春隣」という素敵な季語があります。

日本に昔からある暦というのは実に素晴らしい。寒いのに、確かにどこかが違っている。春がすぐ近くまで

来て、冬の占領地帯の扉一枚向うで出番を待っている、と感じる頃を表す言葉です。 こんな言葉を持って

いた先祖を誇りに思いますねぇ。

 

 そんなこの頃。私の周りにも嬉しい風が吹いています。

 昨年の暮れ辺りから、ボチボチ現れた「和声法を通信添削で実習したい」という希望者が・・・

 

 2009年、初めての和声の本「説き語り和声法講座」を上梓した時、思い切って巻末の言葉に「通信添削を

受け付けます」と書きました。それ以来、随分何人かの方からアプローチを頂いた。お申し越し下さる方の

和声法の下地は様々です。

音大出身者も、そうでない方もおられます。 そのどちらでも、まったく構わないのです。

 ただ、どういう場合でも、可能なら、一度私に会いに来て下さい、とお願いをします。何故なら、和声法・

ってどんなものなのか、顔と顔を見合わせてお話しし、どんな手順で勉強に取り掛かって下さると、効率

良く勉強が進むか、ピント合わせをしてからスタート出来るといいな、と思うからだす。

 

 可能な方も、難しい方もいらっしゃいます。PCでのお申し込みの凄い所は、日本国内は元より、外国から

だって申し込みが「隣の町から」のように同じ顔をして飛び込んでくる、ということ。 で、とても会える

距離ではないが・・・という方も。 

しかし、この所とても幸せに勉強をご一緒している方々が増えました。 今月・2018.3月の末には、沖縄県

那覇市から「東京へ行く用がありますから、先生のお顔を見て、添削をして頂いたものへの質問を溜めて会いに

行きます」というピアノの先生の嬉しい訪れを待っています。大阪のお医者様で、(お忙しいでしょうに!)

きちんとピアノのレッスンを受けては、時には公開の演奏をなさる、という方。きちんきちんと課題を解いて

送って下さいます。頭が下がりますね。「音楽をちゃんと解りたい」という情熱に。 

こうした方々との出会いが、私の仕事への前進意欲を支えています。

 

 沢山の方が、「和声が解れば音楽が解る」という私の主張に耳を傾け、一緒に学んで下さいますように、

と願い続けて、仲間になって下さる方を待っています。              2018.3.3.

 

 

 



年の暮・・私の風景

私と家族は、お盆と正月は遠くへは行かないことにしています。だって、あの混雑! 故郷が遠い方は

本当に大変だと思います。でも、それを押して帰りたい気持ちも解り過ぎる位に解るので、東京の家に

「お籠り」して過ごすことにちょっと感慨を持ちつつも。

 

と云いながら、今年の夏は15歳と12歳の孫を引き連れて、酷暑のイタリアを歩いておりました。

それはそれは、暑かったです!!! しかし、子供というものは、チャンスのある時に連れ歩かない

と、金輪際、一緒には出掛けられなくなります。おばば様と致しましては、少々無理をしても、

ヨーロッパ文明発祥の地(くわしく言えばギリシャ・かも知れませんが)であるイタリアを彼らと

共に歩きたかったのです。

 

いろいろな事は起こりましたが、とてもとても有意義で、楽しい旅になりました。今回は完全に

彼らのアテンド。ですから、夜、酒飲む相手がいないことと、オペラやコンサートに行けな

かったのがちょっと不満!でも、まぁ、それも最初から解ってのことですからね。

それともう一つ。出来る事なら、もっと「事前勉強」を重ねてから出掛けたかったのですが、

15歳の息子は、今年の春に受験勉強から解放されたばかりの高校1年でしたから、4月の入学から

初めての夏までの間は、学校に慣れることに費やされてしまったのは仕方のない事でした。

塩野七生さんの「ローマ人の物語」(文庫本で全43冊)は、1年半前から渡してあったの

ですがねぇ。ま、彼らは若い。いつの日か、私がかじりつくように読んで読破するのに1年半を

要した、此の最高に面白い本を読んでくれるでしょう。これを読んで置くかおかないかは、

イタリアを歩く時間を倍、3倍も面白くしてくれます。  なかなか、「歴史大好きおばば」の

思いは満たされないのですが、彼らが育つ傍で「あれが面白い」の「あれを読んでおけ」だのと

叫ぶおばばの存在を「そう言えばばぁばはこれの事を云ってたんだ」と思い出してくれる日を

楽しみに。その時は、多分、私はお空の上・ですけどネ。

 

で、月日の過ぎるのは年々そのスピートが上がりまして、もう、年の暮です。

師走に入って13日は「事始め」。俳句を嗜むようになって27年、お蔭で季節の行事に敏感になり

ました。

この日から「年越しの準備を始める日」という意味です。京都に部屋を持っていた時分、街を

歩いていて、「おう、今日は・・・」と気付かせられることがありました。祇園の近くを歩いて

いると、正装した芸妓さん舞妓さんに会うのです。それはこの日、祇園町では井上流の舞の

お師匠さんに、芸・舞妓さん方が銘々可愛いお供え餅を献納し、師匠から「今年もよう、

気張らはりましたな」と、ご祝儀を頂いて帰る、という風習が有るのだそうでして。

 

更に詰まっていた仕事のスケジュールが一段落した快晴の師走初日。ちょっと遅くなったけど、

と神宮の銀杏を眺めに行きました。我らにとっては「二人吟行」です。専ら俳句を作る為の

「お散歩」。最盛期は凄い人、なんですがもう人影はまばらです。しかし、皆さん手に手に

スマホかカメラ。一体いつから日本人は総カメラマンになったんだい?と云いたい。

大したもんですなぁ。 我らはただのんびりと歩く、歩く。時々ベンチに腰を下ろして。

あぁ、すっかりご隠居さんになったなぁ、と感慨を持ちながら。

しかし、これもいいもんですよ。40代、50代は息つく暇もない、って感じの忙しさだったし、

60代も結構動き廻ってました。ここへ来て、ちょっぴりゆとりが出来たかなぁ。まだ、

カレンダーに「一日、誰も来ない、どこへも行かない」つまり、お散歩・に出かけられる日を

探すのはなかなか大変だけども。

 

そして、師走10日。高輪の泉岳寺へふらりと出掛けた。後4日で「義士祭」です。何年か前、

偶然にこの祭りに遭遇したことがあります。義士に扮した人の行列が行き、沿道は大した

賑わいでした。その時、活躍していたのがお相撲さん。手間を掛けなくとも、髷を結って

ますからね!! へぇ〜、そういう利用法があったか、と一緒に居た友だちと、エラく

感心したことを思い出します。

極く普通の日ですから、参拝の人もチラホラで静かなもの。ゆっくりと墓を見て回れます。

全員に切腹した時の年齢が刻まれていますが、十八歳、十七歳、というのが在って、

胸を撞かれる。孫が出来てから、こういうのに弱いんです。

 

そうこうするうちに、俳句で云う「数え日」になりました。「あぁ、今年もOO日」と

数えられるようになる、という意味の季語。私はこの季語が好きなんです。

 わが町内では3年前から「夜回り」(お役所言葉では“歳末警戒”と呼びます!)を始め

ました。喜んだねぇ、アタクシ。これが大好きなの。拍子木の響きが溜まんなくいいのよねえ。

「火の用心・カァ〜ン、カァ〜ン」という、あの瞬間が好き!! まったく、変わった趣味と

言われるかも知れないけれど。で、仲間と町内を一回りした後は、「寒かったわねぇ。」と

お疲れ様の一杯!  近所の人々と、年に2〜3回の貴重な交流タイムです。今年は、

「9月に越して来ました」という若いパパが参加して下さり、一同大歓迎。楽しかったですよ。

 

こうして、あっという間に今宵は大つごもり。 ゆっくり片付け物をし、ぐだぐだとテレビを

見て。世間では、きっと大忙しの時なのでしょぅに、どうも相済みません、て感じです。

雨という予報ではありましたが、もしも、降らないでいてくれたら、毎年恒例、近所の由緒ある

禅寺へ、除夜の鐘を撞かせて貰う、順番札を貰いに出かけます。23:20位までに行きますと、

割と若い番号が頂けるのです。

 

皆さま、どうぞよいお年を!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 



ついでにもう一つのお知らせ

文庫本になったお知らせの追加。

 

私がこれまでにヤマハから出した3冊の本。

 <これだけは知っておきたい>「説き語り楽典講座」(2005年初版)

◆<これだけは知っておきたい>「説き語り和声講座」(2009年初版)

 <解きながら身につく>「土田京子のスーパー和声法」(2014年初版)

 

が3冊とも電子版で読めるようになりました。ご活用下さい。

 

 

 



この本、当たってます!!

最近、嬉しいことがありました。

2017.9.15. 私の本「説き語り和声法」が文庫本になったのです。

出したのは、前著と同じヤマハミュージックメディア。

 

題名が変わって、「和声法がさくさく理解できる本」というのです。

私は前の名前の方が好きだった。だから、出版社から「題名はどうしますか?」

との打診があった時(一応は礼儀として聞いてくれます)「和声法が解る本」じゃ

どぉお? と言いました。 でも、やんわりと却下。 最終的に決まったのが

上記の通り。アタシ・不満だったんです。<なんだかなぁ・・ 面白っぽすぎるよなぁ

・・> ところが。どうやら、これが成功の秘訣のようでした。

つまり、私は現代の言語感覚について行ってない、ということだったらしい。

この本、当ってるんです!!!!  9/15に出て、11月初めまでに初版が売れてしまった!

信じられない勢いです。すぐに「再版がかかりました」とのメール。 そして、

11月の終わり頃に「先生、3版を摺りまぁす」ですと。

 

一体何が起こったのか、私には解らないのです。

でも、とにかく嬉しい! 

そこへ、12/7.ある生徒が「ご注進、ご注進」と。「センセ、今、銀座のヤマハに居るん

ですけど、先生のご本が会計カウンターの所に並んでいます。何でも今月の売上げNo.1

だそうですよ」というのです。 えぇっ、そんなぁ と今日(12/9)自分で行ってみました。

ホントだったんです。わが眼を疑う、ってヤツ。 見てやって下さい。

 

更に、ヤマハの担当者から、これまたびっくりのニュース。

「先生、毎日新聞は読んでおられますか?」「いいえ、毎日新聞には友人はどっさり居て、

俳句会には時々顔を出すけれど、普段は読んでないわ」「12/2の東京版に割と大きな記事に

なったんです。主として書かれているのは、非常によく売れている吉松 隆氏の"調性で

読み解くクラシック"のことなんですけれど」。この吉松氏の本は実に面白い。作曲家としての

才能と実績はよく存じ上げていましたが、文章力と、ご自分の中にストックされたものを

言葉にして他者に伝える能力、またそうしたいという情熱に感動しました。とてもいい本です。

 

 さて、彼女に送ってもらった記事を拝読。吉松氏の本と並んで、私の本が映っている。記事の中にも

チラリとだけれども言及が。

 

嬉しかったです。皆さん、1冊、買ってみて下さいナ。文庫は持ち歩きやすいのと、値段が

手頃ですから。(本体950円 税込1,026円)

 

店頭にtt@:@o;w!



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