英国王立音楽検定を知っていますか?

皆さま、ご存知だといいのですが。

 

英国王立音楽検定。まだ日本ではそれ程知られてはいない検定です。

 

私はこの制度と不思議なご縁がありまして。まず1972年、夫の転勤で

住んだカナダ・トロントでこの検定に出会いました。

初めて住んだ外国。1年の半分は雪に覆われている国で真冬から始まった

生活は右も左も解らないものでした。当時2歳半の娘を抱えながら、再び

ピアノ科学生として学んだ3年半は、実に新鮮でした。

高校まではピアノ科に在籍し、大学で作曲を学んだ私。

その中心にあったのが、「英国王立音楽検定」への挑戦だったのです。

 

その内容は魅力的でした。

まず、学生の最高レベルの試験を受けるように云われました。

演奏に置いてはバロック・古典・印象派・近現代のカテゴリーごとに

リストされた曲の中から選曲してプログラムを作ります。大体演奏時間にして

正味35分位。これを暗譜で演奏します。更に「技術があることを証明する」

テストがあり、膨大な数のスケールのテスト(これの準備がとっても大変でした)

と既定のエチュード。  両方をクリアして、最上級のDioloma に挑戦出来た

のは、第二のピアノ科生活が2年目に入った頃でした。

 

Diolomaのピアノ実技試験を受ける前に、和声法と対位法の試験、それに

音楽史の口頭試問がありました。これは、作曲専攻であった私には、まったく

苦にはならないものでしたが、日本の音楽大学で楽器を主専攻とした人だったら

相当程度にキツイなぁ、ということに大変驚きました。あのような試験に

対応すべき教育はまったく、なされていませんから。

 

そして、日本に戻って子育て、大学の教職、ヤマハ音楽教室の講師さん方に

和声や伴奏付けが出来るようにするべくの講習と、唯々仕事に忙殺される日々を

過ごして。2005年、当時の王立音楽検定の日本代表事務局から「手伝って

くれないか」とのお呼び出しがあったのです。

そして、諸々のお手伝いをして現在に至っています。

 

この制度について、興味をお持ちの方があれば、どうそお問い合わせ下さい。

ご説明します。