通信添削の新しい展開 ビデオで話そう!!

2020年3月末から5月25日までの丸2か月。 我々は新型コロナウィルスに

襲われて、友人との接触を阻まれて暮らしました。

 

 何と言っても、人と会うこと、が仕事だった私が、家族以外の人間との

接触を極力絶って暮らしたのですから、相当なストレスです。

 

 始まりの頃は、まだ何が何だか分からずに、急に降って来た自由時間に

目を回しながら、やりかけた仕事に集中。幸い、ちょっと神経を張り詰める

作業があったので、時間を持て余すこともなかった。

 

 生徒は見事に、一人もやってこない。出かけて行くのもダメ。

1か月近くたった時、これはマズイぞ、と思い始めた。

私が音楽理論の教師として働いてきた中で、一番情熱を注いだのは、演奏を

する人々に、「自分の弾いている曲を理解し、深く掘り下げてから弾いて

下さいね」という点に心を注いでもらう事でした。

 

 その第一の道具が「和声法」なんです。

叫び続けたこの願いに、耳を傾けてくれる弟子が、この所ぼちぼちと増えて来て

東京、関西、博多と嬉しい成長を見せて私を喜ばせてくれています。

その、折角「出て来た芽」が、1か月レッスンに行けないだけでもよくないのに、

どうやら2か月目も行けるかどうかあやしい。放っておくと、やる気がなくなっては

大変だ、と。 もともと私のクラスでは、月に一度しか会えないのを補充する意味

での通信添削と、いろいろな事情で、私に会いには来られない(遠隔地の)人などを

対象にした「通信添削倶楽部」がありました。

 

 この「強制された長期休暇」から立ち上がるために、ある生徒から提案があった。

「先生、私たちは自分の生徒対象に、オンセライン・レッスンをしているのです。

和声は、オンラインでレッスンするの、可能ですよ。やって下さい」と。

 

 元来がアナログ人間であり、仕事については頑固なところのあるわたくし。

「テレビ電話でレッスンなんて、私には無理だわ」と喰わず嫌いを通していた。

しかし、今回の災難は、そんなことを云って居られない。しからば、と周囲の

篤い支援の許(機械の取り扱いに慣れさせてくれた、家族に感謝です)チャレンジ。

 

 これが、よかったのですよ!!  相手の生徒さんたちとも「このやり方、いいわよね」

と言い合って。 今や、若い人のほとんどが使っているスマホがあれば、ラインが

使えます。通信添削で加筆・修正した楽譜を返送する前に、私はコピーを取っておく。

(この手間が増えるだけのことです) そして、添削された解答を受け取った生徒は

私にビデオで話す時間の予約を取って、電話をくれます。

これのビデオで、相手の顔を見ながら「​OO小節の何拍目ねぇ・・・」とレッスン

するのです。今の機械の性能は素晴らしく、しかも電話代を心配しないでいいのが

有難い。 すっかりこのやり方が気に入りました。

 

 私に、関西地方に住む女医さんの生徒が居ます。私が関西へ行く日の和声クラスに

いらっしゃいよ、と云っても平日の午前中、勤務医に自由時間はありません。

会えるのはごくごく稀なチャンスでしかありません。しかし、熱心な人で、しばしば

通信して来ていました。で、早速彼女にも「私、こんなこと始めたの」とメール。

そして、初めてビデオレッスンしての彼女の感想。「せんせ、ほんま、宜しいなあ、

これ。こんなんやったら、はじめっからこれでお願いしたら早かったですねぇ」と。

 全く同感です。 自分の喰わず嫌いをしみじみ 反省したのでした。

 

 東京から遠い所にお暮しの方で、和声法を勉強したいと思っておられる方は、

ぜひ、私の「通信添削倶楽部」に参加して下さい。