スペイン紀行・その

 ここらでちょっと、スペイン+パリ、トイレ事情を書いてみます。

今回目につき気になったのがスペインでもパリでも、トイレです。
2010年のスペインではあまり意識に上らなかったのですが。
時期が特殊で、博物館や美術館から締め出されたことが多く、街歩きばかりしていたせいでしょう。

他の国でも、街歩きの時のトイレはなかなか問題です。その為に、さほど気に入らない店でも「お茶を飲む」羽目になることもあるもの。
何人かで歩けば、そういう「困った」の頻度も上がるのは止むを得ません。しかしながら今回感じたのは、トイレって旅行者にとっては(寒い時期でもありましたし)切実なインフラなんだよなぁ、ってこと。新しい街へ入ってまず尋ねる「i」(インフォメーション・観光案内所)にトイレが併設されているケースはとても珍しい。しからば
飲食店に入る以外の解決法はあるのか。日本でなら「マクドナルドを探せ!」ですが、最近では「不潔なこと夥しい、とても使う気になれない」と定評があったJRのトイレでさえ、随分整備されてきた率が高まっています。


本当に何回もヨーロッパを遊び歩きましたが、今回は1ユーロ=143〜145円という円安に悩まされながらの旅でした。
私の記憶にある「毎年パリ+ペリグー音楽講習の旅」が始まったのは
1989年でした。この頃は確か1ユーロ・110〜115円位でしたね。
一番ひどかったのが、忘れもしない2008年の旅で、このときは1ユーロ170円!! これはキツかった。だって、カフェでちょっと一服、と思うでしょ。コーヒー1杯が2.5ユーロだと425円、3ユーロなら510円です。日本でなら高くても300円止まりの店で。一々神経に触る。

まぁ、旅に出て来たんだから、そう細かいこと言いなさんな、と思いたいが、当時は学生さんを沢山連れていましたから大変でした。

大人との旅になって少しは緩和されたものの、こちとらもそうそう働き盛りとも言えぬ年齢になりますと、やはり神経がとがってきます。
(しばらく書きかけをご覧に入れてすみませんでした。続きです)

マドリードの素敵なショッピングセンターでの有料トイレ。1ユーロで、とても感じがよかった。2010.12年の旅までの記憶では、1.00
という数値はなかったように思う。大体0.5ユーロ程度でしたが。

今回の「おぉ〜う」はパリ・ルーブル美術館の地下にあるショッピングモールのトイレでした。「カルーセル」という総称を持つ素敵な
モールでして、ここの中の小物・雑貨屋さんが大好きな私。
そこを目指していると途中に長い列。はて、何ならんと眺むれば・・おぅ、トイレ待ちですかと。ついと最後尾に。思い出した!2年前。
「これって、トイレット・ペーパーなの?」と叫んでしまいそうな素敵なペーパーが売られております。(従って、おいおいその値段は??)というものも売っております。

トイレット・ペーパー屋さん経営の有料トイレ・という訳です。
さて、順番が来て。お金を払う段になって「2ユーロです」「はぁ?」(日本円では290円!!)いくら、とっても上等なトイレットペーバー専門店の経営だからって。いくら、一人お客さんが出てくる度に係のおじさんが便座をサッと一拭きしてくれるからって。高いんじゃないでしょうか!!

さて、締め括りは。東駅前のケバブ屋さん。「ケバブ」をご存じですかしら? 長〜い金串に羊の肉を重ね刺しにしたものを、グルグル回しながら炙ります。タレを塗り、塗りして焼いてゆく。その辺りへ近づくと得も言われぬ香りがして、ついつい引き寄せられてしまう、というアラブ系の食べ物。この店もテイクアウトしてもよし、店内で食べてもよしの店。ここで誰かが「トイレ」。はぁい、探してらっしゃい。・・「鍵がかかってますよ」「ンまぁ、おニイさんトイレを開けて下さいナ」「はい、1ユーロ」・・・ こんな店構えで、食事をする客もいるのに・・しかしまあ、仕方がない。1ユーロ献上して入りました友人に続いて入った私は息を呑んだ・ね。 便座がない!!んです。有料トイレで便座がない、はさすがに初めて。  いやはや。

 美術館は無料のトイレがありますからご心配は無用ですが。